【DIYでつくった車中泊仕様のエブリイ】車検対策と結果のご報告

お疲れ様です、ichiです。

今月に入って、いよいよエブリイの車検の時期になりました。

バン(商用車)は、初回から2年目が車検。

これまでいろいろ内装をカスタムして車中泊仕様にしてきましたが、車検に通るのか半信半疑でDIYしてきました。

今回はその車検を受けるための前準備から、車検の合否結果を報告したいと思います。

私と同じようにキャンピングカーとしてカスタムしたい方、これからカスタムしていく方は参考にしてみてください。

YouTubeでも配信しているので、動画で観たい方はこちらをご覧ください。

目次

内装のカスタム内容と気になる点

これまで自作で作り上げてきた車内。

どんな仕様になったのか、まずはその紹介からしていきます。

運転席周辺

運転席周りは、センターコンソールや収納付きアームレスト、シフトノブにサンバイザーを作ってきました。

車検を受けるのに問題となるのが、サンバイザーとシフトノブ。

サンバイザーは規定があり、

○ 自動車(乗車定員十一人以上の自動車、大型特殊自動車、農耕作業用小型特殊自動車 及び 最高速度二十キロメートル毎時未満の自動車を除く。)のサンバイザは、当該自動車が衝突時による衝撃を受けた場合において、乗車人員の頭部等に傷害を与えるおそれの少ないものとして、乗車人員の保護に係る性能等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない。

長々と記載されていますが、要は素材が「木」ではちょっとダメそう…

これは純正のサンバイザーと差し替える必要があります。

シフトノブは純正と交換すると、シフトパターンが表示されていないことがあります。

どうやら車検を受けるには、MT車の場合、シフトパターンの表示が必須のようです。

私が使っているシフトノブもそうでしたが、これは交換した際にシフトパターンのシールを貼って対策しておきました。

簡単な対策ですが、これで問題なく車検を受けることができます。

ディーラー担当者の方いわく、これを知らない方が多いようで困ることがよくあるそうです。

他にも車の収納スペースにベニヤ板を貼り付けていますが、これは車検に影響はありません。

荷室周辺

荷室はこれまでにけっこう作り込んできました。

車検が通るか左右されるのは、この部分になりそうです。

まず一番最初にDIYで作ったのが、この床下収納の床張り。

これは車検時に後部座席を起こして、床板を収納したら問題ないはず。

作る時にも車検を意識して作ったので、この対策はバッチリです。

それから両サイドにある壁板となるパネルと、収納ボックス。

さらにバックドアにも、パネルとシューズラックがついています。

これらは車体に固定してあるので、車の一部として車検に影響はないはずです。

他にもステップ部分にカフェ板を設置していますが、ここも車検には問題ありません。

問題になりそうなのが、天井の板張り。

規定では、こんなことが記載されています。

○ 燃えにくい「難燃性素材」でなければならない
   厚さ3mm以上の木製の板は難燃材としてみなす

○ 運転者室及び客室の内装材料を適用する
   荷室部分には適用されない

私の天井板張りは、厚み10mmの羽目板を使っているので問題なし。

さらに運転席・助手席部分は元々の内張りを残しているので、荷室部分の板張りなら大丈夫なはずです。

ただ、検査員によってはNGな場合があるという情報もあったので、車検を受ける陸運局によってはダメかもしれません。

簡単にまとめましたが、カスタム内容と車検に注意する点はこんな感じです。

出来るだけそのまま車検に通せるように作ってきたので、ほとんど手を加えずに車検に出せそうです。

車検前の準備

それでは車検に向けて、問題がありそうな箇所を対策していきます。

純正サンバイザーに交換する

まずはサンバイザーから。

ここは純正のサンバイザーに戻すので、車体から取り外していきます。

ボルト1本とツメで固定されているだけなので、取り付け・取り外しは簡単。

純正のサンバイザーは、製作時にオークションで中古のものを購入しておきました。

自作のサンバイザーを作ろうと思っている方は、中古品でもいいので購入しておいた方がいいと思います。

取り外した時と同じように、ボルトとツメで取り付けていきます。

これで元のサンバイザーに戻りました。

久しぶりに元の状態を見たので、すごい違和感。

床板を収納する

車検に通す時は後部座席を起こしておかないといけないので、前側の床板は収納していきます。

荷室の床下収納に床板がおさまるように作りましたが、車検前の点検でバッテリーも点検するかもしれません。

エブリイは荷室にバッテリーがあるため邪魔になる可能性がありそうなので、車検に出す時は床板は自宅に放置予定。

床板がなければ、見た目もスッキリ。

あとは後部座席を起こしておけば、車検もバッチリです。

車検に通るか少し気になる箇所

サンバイザーと床板の対策をしたことで私なりに車検に通せる状態にしましたが、やはりこの天井の板張りがちょっと不安。

規定では問題ない状態ですが、検査員によっては指摘されることがあるかもしれないので、あとは車検場のラインに通してくれる担当者の方に頑張っていただきます。

最悪の場合、ユーザー車検で受けて直接検査員に説明するか、対応してくれそうな店舗に依頼してみる予定です。

車検を受けてみた結果

車検のためエブリイを預けて3日、ようやく帰ってきました。

車検はエブリイを購入したディーラーにお願いしました。

ディーラーで車検に通れば、どこでも問題ないはず。

車検の結果は、見事に合格。

ディーラーの担当者の方に話を聞いてみると、やはり担当の方も普通に通るか不安だったとのこと。
(申し訳ありません…)

しかし、検査員からとくに何も指摘されることなく普通に通過できたようです。

規定通りに対策しておけば、車検に影響ないことが分かりました。

これなら次回の車検でも問題なく通ることが分かったので、一安心です。

ただ、陸運局によっては判断基準が違ってくるかもしれないので、不安な方は問い合わせてみた方がいいかもしれません。

まとめ

今回はこれまでDIYで車中泊仕様にカスタムしてきたエブリイで、無事に車検に通るのかをお話してきました。

構造変更などで対応したならカスタムの内容も幅が広がりますが、そこまでしたくないライトなカスタムでいい私にとっては大きな問題が解決しました。

これから車中泊仕様に改造しようとしている方の参考になると幸いです。

それでは皆さま、ご安全に。

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