お疲れ様です、ichiです。
サブバッテリーシステムを手に入れて数日。
前回までは、持ち運びできるサブバッテリーの土台を製作していました。
今回は、エブリイにサブバッテリーを収納するボックスをつくっていきます。
私のサブバッテリーは、車だけでなく自宅でも節電や災害対策として使うので、持ち運ぶのがコンセプト。
土台も持ち運べる仕様で作っているので、今回のボックスもそのコンセプトを念頭に作っていきます。
サブバッテリーは本来、据え置きで使用するのが当たり前。
そのため普通にサブバッテリーを車に設置する方には参考にならないかもしれませんが、同じようにサブバッテリーを持ち運びして使用する方や、収納ボックスを作りたい方には参考になるはず。
作る過程はYouTubeの方で紹介しているので、この記事では簡単に紹介していきます。
よかったら動画の方も一緒にご覧ください。
材料
サブバッテリーボックスで使用する材料は、「アカシア集成材」です。
アカシアを使うとアウトドアな雰囲気が出るので、とくに男性の方には共感いただけるのではないでしょうか。
私のエブリイはほとんどがスギ材で作り込んでいますが、最近はアクセントという意味でもアカシア材を取り入れています。
はたして、どんなボックスになるのでしょうか?
完成した自作サブバッテリーボックス
これが、DIYでつくったサブバッテリーボックスの完成品です。
スギ材で囲まれた車内でも違和感なく、いいアクセントになっている気がします。
正面には、スイッチパネル・コンセント・覗き窓が配置。
スイッチパネルは、USBとシガーソケットが使用可能。
コンセントは、家具製作などで使われる埋め込みコンセントです。
覗き窓は、バッテリーモニターの監視用。
バッテリーモニターは、本来ボックスに埋め込むことが多いですよね。
しかし、私の場合はサブバッテリーを土台ごと移動するため、モニターを土台に埋め込んでいます。
そこで、ボックスにはモニターが見える窓を設置しました。
扉の裏側に溝を掘って、アクリル板を埋め込んでいます。
ボックス右側には、ボックス内に熱がたまらないように熱を逃すための穴を追加。
ボックス左側は、車内の形状に合わせているのでスッキリ収まっています。
天板も、シートベルトをかわすために加工したり
バックドアのダンパーに当たらないように加工しました。
そしてこのボックス製作で一番悩んだのが、扉の仕様。
重たいサブバッテリーを積んだ土台を持ち運ぶには、ボックスからスライドして出し入れできるのがベストな方法。
いろいろネットで検索して、行き着いた答えが「フラップ扉」でした。
フラップ扉とは、収納家具などに装備されている扉の一種で、前方に倒れるまたは跳ね上がるタイプの扉です。
扉を全開にすることができるため、収納物を探すときや大きな収納を出す場合などに便利。
収納したものを出し入れがしやすいという特徴があります。
これなら重たい土台も、床をスライドして出し入れすることが可能です。
フラップ扉は初めてチャレンジしましたが、専用アイテムを使えばDIYでもできます。
ネットで探してみるといろいろありましたが、私はこのレールを購入しました。
シンプルな造りですが、私なりにいろいろアイデアを詰め込んだボックスが出来上がりました。
サブバッテリーボックスをエブリイに固定
ボックスの底板には、床板を利用します。
床板の裏側から、ビスで固定するだけ。
これで、床板と一体式のボックスが出来上がり。
点検などでボックスを外す時は、この状態で外すことができます。
あとはサイドパネルともビスで固定したら、ボックスの固定が完了です。
思ったより大きいサイズになりましたが、反対側にスペースがあるので一人が寝るには問題ありません。
フラップ扉の揺れ対策
ボックスを取り付け後、試しに運転してみると問題発生。
扉は何も固定されていないので、運転していると扉が振り子のように揺れてガタガタと音がすることが分かりました。
そこで対策として使ったのが、「パッチン錠」といわれるもの。
側板と扉に金具をつければフックで引っ掛けることができ、固定することが可能。
普段はパッキン錠を引っ掛けておくことで、走行時に揺れることがなくなり、しっかり固定できました。
サブバッテリー収納以外でも使える多目的ボックス
ボックスに取り付けたスイッチパネルやコンセントをつなげば、本来の目的であるサブバッテリーボックスに。
では、サブバッテリーを自宅で使う時にボックスの使い道はないのか?
そこも私なりに考えてみました。
普段、エブリイに載せているポータブル冷蔵庫を収納することも可能。
大容量ボックスなので大きいモノでも収納でき、サブバッテリーがない時には収納ボックスとして使うことができます
さらに天板にもコンセントを取り付けたので、モノを置く台やテーブルとしても使えます。
食事時にはケトルやIHコンロを置けたり、パソコンを使った作業をする時には充電しながら作業することもできます。
自分に合った設計にできるのも、DIYならではですよね。
まとめ
サブバッテリーは、車両に固定するもの。
その常識をくつがえす使い方ではありますが、車中泊で快適に使うのはもちろん、自宅でも節電や災害対策としてサブバッテリーを使うことができました。
サブバッテリーを車中泊以外に使おうと思っている方の参考になると幸いです。
それでは皆さま、ご安全に。
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