大きい家具であるテーブルやデスク、棚やテレビボードをつくる時に幅の広い木材が必要になってきます。
一枚板でつくるとお洒落で自然な感じがいいんですが、とても高価です。
かと言って、複数の板材をはぎ合せてもいいんですが、とても手間がかかり大変な作業ですよね。
そこで今回ご紹介する『杉無垢ボード』があると、作業時間も短縮でき、誰でも簡単に大物家具をつくることができます。
- 杉無垢ボードの特長
- 杉無垢ボードの使い道
- 杉無垢ボードを使うメリット・デメリット
- 無垢材に合ったおすすめの塗料
杉無垢ボードとは?幅や長さは?
杉無垢ボードは、長さ1820mm×幅910mm×厚み24mmの杉板の集成材になります。
一枚板を買うとなるとお値段がとても高いですが、この無垢ボードは集成材でつくられていることから非常にコストを抑えられます。
どこのホームセンターにもあるわけではないですが、お値段はだいたい5000円台です。
私の住んでいる所は田舎なので、近所のホームセンターではグッデイにしか置いてありませんが、大きい家具をつくりたい時はよく購入しています。
断面を見ると分かりやすいですが、複数の板を繋げて大きな一枚板にされています。
この断面を見て、良いと思うか悪いと思うかは人それぞれですが、実際に家具をつくってみると案外気になりません。
無垢ボードという名前のとおり無垢材であるため、無垢の木材で作りたいという方にはピッタリの木材になるのではないでしょうか?
しかし無垢の木材であるため、節は多めで生節や死節が混じっています。
私は節があってもそれが無垢の個性として捉えているので気にしませんが、節が気になる方には向いていないかもしれません。
節に関してはこちらの記事で詳しく解説しているので、良ければ読んでみてください。
杉無垢ボードがあれば、いろいろな家具がつくれる
さきほどからお話しているとおり、この杉無垢ボードがあれば大きい家具が何でも作れます。
市販品やオーダーメイドを依頼するより費用も抑えることができ、自分でつくることで愛着も持てます。
- 大きなテーブルやデスク
- 背の高い棚・横に長い棚
- テレビ台
サイズが1820mm×910mmもあるので、低価格であるにもDIYでつくれる範囲が一気にひろがります。
厚みも24mmとあるので、強度もあり重厚感がでてきます。
- テレビ台
- こたつ
- 棚
- 車の床下収納
- 収納ワゴン
私は以前に杉無垢ボードで、これだけのものをつくりました。
このサイズがあることによって簡単につくることができ、コストも大きく下げることができたので、大物家具をつくる時は大変重宝しています。
杉無垢ボードを使ったDIYはこちら!
さらに簡単につくるのであれば、テーブルやデスクはそのまま使うことができます。
無垢ボードがそのまま天板にできるので、あとは脚となるパーツを取り付ければ完成ですよね。
アイアンの脚をつけることで、無垢ボードをそのまま使ってもグッとお洒落になります。
無垢の木材に、アイアンのパーツって意外に合うんです。
杉無垢ボードを塗装してさらにお洒落に
杉材なので塗料の染み込みがとても良く、塗る前と塗った後とでは印象が大きく変わります。
私がおすすめするのは天然オイルや天然ワックス。
着色する塗料もいいんですが、せっかくの杉本来の風合いが消されてしまうのが勿体なく思えてしまいます。
天然ワックスを使った時の、塗装前後の写真になります。
無色でも木の風合いを活かすことができ、ツヤも出てナチュラルな色合いになります。
一番のおすすめは蜜蝋ワックスですが、亜麻仁油やクルミ油なども色鮮やかに杉の自然な雰囲気を最大限に活かすことができます。
ワックスやオイルについてまとめた記事があるので、そちらの記事もあわせて参考にしてみてください。
一番のメリット!木の温かみを感じられる
大物家具で無垢材を使う一番のメリットは、個人的に木の温かみだと思っています。
無垢材を使うことで木の温かい雰囲気があり、天然木本来の木目や風合いなど個性的なのが魅力です。
冬の寒い時期なんかはとくに、「ほっ」と落ち着く空間を作ってくれます。
杉無垢ボードの節が気になる方は
節が気になる方には、パインで同じようなボードがあります。
ラジアタパインの集成材で、杉無垢ボードと価格も同じくらいなので、こちらも家具つくりに向いています。
節がなく加工がしやすいので、初心者の方に向いています。
まとめ
今回は私が大きな家具をつくる時に、大変お世話になっている杉無垢ボードのご紹介をしました。
自分で幅広の木材をつくることがなく、高価な一枚板を買うよりコストダウンできる非常に便利な杉無垢ボード。
大物家具をつくる時には、購入する木材リストに加えてみてはどうでしょう?
それでは皆さま、ご安全に。
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