以前に木材の性質や名称の紹介をしましたが、今回はその木材の使い方をお話していきます。
木材にも適材適所があり、製作した作品の用途や環境で使う木材が変わってきます。
木材について理解はしたけど、どう使ったらいいのか分からないなぁ。
そもそも、木材の使い方ってそんなに大事なことなの?
知らずにDIYしてる人もいるけど、木材の性質を利用して製作することで耐久性やクオリティが大きく違ってくるんだ。
え、今までそんなこと考えずにDIYしてきちゃった…
木材の使い方でそんなに違うなんて知らなかったよ。
工具の使い方や作り方に集中してしまうけど、木材を使い分けることも必要なことなんだよ。
ちょっとした木材の知識があれば、『木材の使い分け』をしていくのも難しいことではありません。
- 屋内・屋外での木材の使い分け
- 膨張・収縮の対策
- 変形による反りの対策
- 木材の性質に合った使い方
木材を上手く使うことで作品の見た目も良くなり、脱初心者になることができます。
今回の内容をしっかり覚えて、ご自身のDIYに活用してみてください。
前回の記事で必要な木材の知識を解説しているので、読んでいない方はぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
そもそも木材を使い分ける理由は?
木材には「性質」があるため、それを知らずに使うと失敗につながることがあります。
性質とは主に、
- 膨張・収縮による割れや変形
- 繊維の向きによる強さ
これらの性質を理解せず使うとデメリットになりますが、上手く活用することでメリットに変えることができます。
具体例を出すと、反った木材を屋外で使うと雨水が溜まり腐りやすくなったり、収縮することで見た目が悪くなったりします。
木材であれば仕方ないことですが、上手に木材を使ったり、想定した作り方をすることで、こういった欠点を防ぐことができます。
それでは、木材の使い分けを具体的にお話していきます。
木表・木裏の使い分け
板目には表と裏があり、「木表」「木裏」と呼びます。
木表の方が艶が出やすい、木裏は年輪が剥離したりするので、基本的には木表を化粧面に使います。
棚をつくる場合などは、見える部分を木表にした方が木目がキレイなのでおすすめです。
しかし、配置などにより壁に接する部分が普段見えない場合、目にしやすい方を木表にするケースもあります。
そして、木裏を化粧面にする方がいい場合があります。
ウッドデッキや縁台は木表を上にすると、反ったことによる凹みで雨が溜まりやすくなるため、木裏を上にした方がいいかもしれません。
他にも木材で壁をつくる時は、やがて反ったことによる凹みでビスや釘の頭が浮いてしまう場合や、水に強くて耐久性がある木裏を使う方がいいと言えます。
しかし矛盾しているようですが、ウッドデッキや縁台の場合は木裏を選択するのは間違っているとも言えます。
木裏はささくれが起きやすく怪我をするリスクがあるため、作り手次第というのもあります。
どちらを化粧面に選ぶか、適材適所になりますがよく考えて使い分けてください。
末と元の使い分け
木目を見ると、竹の子のような模様の下側が「元」で、上側が「末」になります。
どちらでも影響はありませんが、つくる時には「末」を上にした方が、初心者感がなくていいと思います。
木の生え方を見ても、根の「元」から「末」へ伸びているので自然の形になります。
できれば意識して作っていきましょう。
板目・柾目の使い分け
製材した断面にあらわれる年輪などの模様のことを「木目」と言いますが、「板目」と「柾目」があります。
DIYでは板目を使うことが多いと思いますが、強度や耐水性があるので屋外で使うには適しています。
木目が表面に出ており、自然の雰囲気や温かみを感じ取れます。
人の指紋と同じで、木目も同じ模様がないことから個性があり、それもまた面白くていいですよね。
柾目は変形や収縮に強いため、家具などの素材に向いています。
ただ製材で取れる量が少なく、値段も高いのが欠点です。
木目がまっすぐでシンプルですが、見た目が美しく建具などにも使われており、落ち着いた雰囲気になります。
木口・木端の使い分け
年輪が見えている方が「木口」ですが、繊維の断面であることから水分をよく含んでしまうので、接着剤で木口同士を固定するのは難しいです。
そして目に見える部分は「木端」にしたほうが、見た目が良いです。
木端が表面にあることで、シンプルで自然な見た目になりますよね。
個人的には木口の模様も嫌いではないですが、作品の見た目でいうと木端をメインに見せた方が、シンプルで落ち着いています。
木口は、普段目につかない部分で製作するようにしましょう。
まとめ
今回は、木材の性質・構造に合った使い方についてお話してきました。
工具の使い方や作品の作り方を覚えるのも大事ですが、木材の扱い方を覚えるとさらに良い作品ができます。
それぞれ名称もあり、慣れるまでは大変ですがDIYを続けていると自然と出来るようになるので、ぜひ意識しながらDIYを楽しんでください。
それでは皆さま、ご安全に。
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