今回は、ジムニーJB64型の内装をDIYでカスタムしていきます。
内装で一番印象が変わるカスタムが、インテリアパネルで通称「インパネ」とも言います。
方法としては、塗装や生地を貼るといったものから、お店やネット通販で販売されているパネルを貼り付けるといった簡単なカスタムまであります。
しかし、インパネのカスタムはどれも工賃やパーツ代が高価で、出費が大きいのが欠点。
そこで出費を抑えるのと同時に愛着がわくように、シナベニヤ合板を使ってウッドパネルを自作してしまおうとDIYすることにしました。
今回作ったのは、ナビ・オーディオ周り、メーター周り、シフトゲートの3箇所です。
before & afterがこちら。
工具は必要になるので別途費用がかかりますが、材料費だけだとシナベニヤであれば2000円で製作可能です。
それでは、製作した過程をお話していきます。
ちなみに、ジムニーでは他にもDIYしているので、よければこちらの記事も読んでみてください。
まずシナベニヤ合板ってなに?
シナベニヤとは、シナという木材をベニヤ合板の表面に張り付けたものをいいます。
シナベニヤの特徴は以下のとおり。
- 表面がなめらか
- 木目がきれい
- 落ち着いた色合い
- 上品な雰囲気
普通のベニヤでは表面が荒いので、私は家具を作る時にシナベニヤを背板に使うことが多いです。
デメリットとして汚れやすいですが、塗装をしてしまえば対策できます。
ナビ・オーディオ周り&シフトゲートのパネル製作
型取り
厚紙などを使って、型取りします。
これは寸法が出しやすいので、サイズを載せておきますね。
出来るだけ正確に測りましたが、それなりのズレがあります。
正確な寸法で作りたい方は、微調整してください。
厚紙を使って合板に下書き
型取りした厚紙を使ってシナベニヤに下書きしていきます。
テープで固定しておくと、書きやすいですよ。
下書きしたら、こんな感じにできます。
下書きとおりにカットしていく
下書きした墨線を、ジグソーでカットしていきます。
私が使っているジグソーのレビューと使い方を紹介した記事もあるので、よければそちらも読んでみてください。
直線部分は、丸ノコでカットした方が真っ直ぐに切ることができます。
モニター部分を切り抜くには、ジグソーのブレードが入る穴を角4つにあけておきます。
最初の穴にジグソーのブレードを入れて、次の穴までカットしていきます。
次の穴までカットしたら、そのまた次の穴までカットしていくのを繰り返します。
穴をあけた部分の角を直角に切り落とせば、パネルの出来上がりです。
表面や角をサンディング
紙ヤスリで研磨してもいいんですが、表面はサンダーを使って研磨しました。
表面以外の箇所は、紙ヤスリで地道に研磨していきます。
これでナビ・オーディオ周りのパネルは完成です。
シフトゲートも同じように、型取り・下書きしてカットします。
シフトゲートの場合、型を取っても角の丸み部分はなかなか合わなかったので、微調整が必要です。
(私の型取りが下手なだけかもしれませんが…)
カットしたら実際に合わせてみて、余分な部分を切り落として数回に分け調整してください。
メーター周りのパネル製作
メーター周りのインパネ取り外し
メーター周りはパネルを取り外して、型取りすることにしました。
ツメで固定されているだけなので、内張剥がしを使ってパネルを取り外します。
ボルトで固定されているように見えますが、これってボルトの形をしたデザインなんですね…
内張はがしはホームセンターや自動車用品販売店、ネット通販でもあるので探してみてください。
メーター周辺パネルの製作
メーター周りのパネルは、内側をきれいな円で切り抜く必要があります。
ジグソーでカットしてもいいんですが、きれいな円を切り抜くことはできません。
そこで役に立つのが「自在錐」です。
SK11が販売している片刃フリーカッターというもので、40mm~130mmまでの穴をあけることができます。
リンクも載せておくので、気になった方は検討してみてください。
今回は板が薄いので問題ないですが、厚板用と薄板用があるので、注意してください。
厚板用を買っておけば間違いないです。
切り抜く円の中心に当て、片刃フリーカッターで切り抜いていきます。
便利な工具ですが、回転中はかなり危険なので注意してください。
ちょっとバリが出てしまいましたが、きれい円で切り抜けました。
あとは、今までと同じようにジグソーで下書きとおりにカットしていき、研磨します。
塗装
全てのパネルができたら、塗装していきます。
今回は、ニスを使って3回重ね塗りしました。
裏面は見えない箇所なので塗らなくてもOKですが、表面と側面は隅々まで塗ります。
ジムニーに自作インテリアパネル貼り付け
パネル取り付けは、両面テープで固定していきます。
まずはbeforeから。
純正のブラックにまとめた内装もシックでいいですが、ちょっと寂しいですよね。
それではafterをどうぞ。
販売されているものに比べて正確な型取りができていませんが、なかなかいい感じではないですか?
DIYでここまで出来たら、上出来ではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「ジムニーのインテリアパネルDIY」をご紹介してきました。
販売されているインパネを買うと数万円はかかると思いますが、DIYだと2000円でつくることが出来ました。
次回はドアパネルも作ろうと思っているので、その時はまたご紹介しようと思います。
他の車では木材を使ったパーツはなかなか合いませんが、ジムニーだとなぜかマッチするんですよね。
ジムニーオーナーの方はぜひDIYにチャレンジしてみてください。
それでは皆さま、ご安全に。
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