皆さん、「差し掛け」ってご存じですか?
私は山口県在住なんですが、山口県ではお家の外構でつけられていることが非常に多いです。
ストックヤードの一種なんですが、山口県民の中ではなぜか「差し掛け」と言われています。
そんな差し掛けの使い道としては、以下のとおり。
- 洗濯物干し
- ゴミ置き場
- 自転車置き場
- タイヤや生活道具などの物置き
- 作業場
このように倉庫代わりとして使ったり、多目的スペースとして利用されています。
今回は、差し掛けの魅力を伝えていこうと思います。
差し掛けとは?
差し掛けとは、一般的にはテラス屋根のことを言います。
しかし今回ご紹介する山口県特有の差し掛けは、全面が壁に覆われドアがついており、床は土間コンクリートが打ってあります。
基本的にはポリカーボネートで天井や壁をつくるので、日差しが入り雨を防ぐスペースになります。
山口県では「差し掛け」と言うことが多いですが、全国的には「ストックヤード」と呼ばれているようですね。
環境的には屋内と屋外の間になるので、使用用途は限られますが多目的に利用することができます。
差し掛け(ストックヤード)の使い道
物置き
冒頭でもお話しましたが、差し掛けにはさまざまな使い方があります。
倉庫代わりに道具を置いたり、自転車置き場として使うにも絶好のスペースです。
タイヤやガーデニングなどで使う汚れた道具などを置くのに、ちょうどいい場所ですよね。
ゴミの一時置き場や、バーベキュー用品などの置き場としても利用できます。
作業場
ほかにも、作業場スペースとして使うこともできます。
私は自分で作業台をつくり、木工の作業場としても利用しています。
作業場として使用するのであれば、オプションで窓をつけ換気することもできます。
洗濯物干し
物干し竿をつるせば、物干しスペースとしても活用できます。
夏場なんかは、差し掛け内が良くも悪くもサウナ状態になるので、乾くのも早く物干しに適しています。
目隠し効果
差し掛けがあれば、勝手口を開けた時の目隠しになります。
私の場合、風呂やトイレの窓もあるのでさらに効果的でした。
差し掛け(ストックヤード)の台風にも耐えれる耐久性
差し掛けを設置して3年経ちますが、全然問題ありません。
私の家では天井も壁もポリカ波板が使われていますが、これまでに何度も台風の直撃にあっていても何の破損もなく耐えてくれています。
当然、数年もすれば経年劣化で割れたり変色したりしますが、定期的にメンテナンスしていけば維持できます。
差し掛け(ストックヤード)のメリット・デメリット
差し掛けには収納に優れメリットが多いですが、デメリットもいくつかあります。
メリット
メリットはやはり、収納力や多目的に使えるスペース。
「室内には入れたくないけど収納したい」など、半屋外の場所として大活躍します。
屋外保管となるためセキュリティとして不安ですが、扉に鍵もかけれるので防犯面でも安心です。
ほかにも雨を防ぐことができるので、濡れて困るモノを置くこともできます。
デメリット
デメリットは、コストがかかること。
ストックヤード本体と施工費用がかかり、破損などがあれば修理費用もかかります。
耐用年数も10年と言われているので、定期的なメンテナンスが必要です。
実際に使用している感想としては、断熱性が全くないため夏は暑くサウナ状態になります。
洗濯物を干す場合は良いですが、夏に作業場として利用するのは無理でした。
差し掛け(ストックヤード)の費用
サイズによりますが一般的なサイズであれば、ストックヤードの本体価格と施工費用で10万~30万ほどになります。
床をコーンクリートにするのであれば、さらに2万~5万ほど考えておいた方がいいでしょう。
施工業者によって費用は変わりますが、我が家では6mのサイズで20万ほど。
土間コンクリートはDIYで打設したので、1万ほどでした。
差し掛け(ストックヤード)はDIYで可能?
ストックヤードの商品を購入すれば、DIYでも可能です。
木材でつくることもできるので、その気になればできます。
しかし差し掛けは風の影響を受けやすいため、自分でつくる場合はある程度の知識が必要です。
強風が吹いても耐えれる構造にしなければ、壊れてしまった時に近隣の家に飛んでいく恐れがあります。
自分だけでなく他人にも被害がでる可能性があるので、DIYで施工する場合はリスクも考えておきましょう。
ストックヤードのおすすめメーカーご紹介
我が家では、三協アルミのオイトックを設置しています。
扉や囲いなどがないタイプがあるので、ご自身の希望するタイプから選ぶことができます。
もう一つおすすめとして、YKK APから販売されているストックヤードも人気です。
三協アルミと同じで、さまざまなタイプがあり用途に合わせて選ぶことができます。
インターネットで、見積もりを依頼することもできます。
差し掛けに興味のある方は、無料なのでまずは見積もりからしてみてはどうでしょうか。
まとめ
今回は、差し掛けについてご紹介してきました。
山口県では慣れ親しんだ差し掛けですが、利便性は非常に高いです。
倉庫や自転車置き場を検討中の方は、ぜひ検討してみてください。
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