【DIY】エブリイの天井にダウンライト取付!ホゾ組みの脱着式

今回はエブリイのDIYです。

これまで車中泊するために、床張りやテーブルに棚をつくってきましたが、ライトを取り付けていきます。

さきに完成品をお見せします。

最初はランタンとかを考えたんですけど、どうせなら車に作ってしまおうというのがキッカケ。

取り付けはホゾでさし込むカタチにしたので、ビスなどでとめていません。

ちょっと後悔したポイントもありますが、それも含めて作り方をご紹介していきます。

YouTubeでも作り方を配信しているので、動画で観たい方はこちらからどうぞ。

目次

材料

ダウンライトを板材に取り付けて設置したいので、杉の集成材を使います。

「910mm×450mm」の集成材で、サイズはそのまま使いちょっと加工していきます。

さらに、板材と天井の間に配線や機器を収納するスペースがほしかったので、土台をつくっていきます。

土台は家にあった角材を使いました。

設置箇所の確認

ダウンライトをつけた板材を設置するのに、エブリイの天井にある穴を利用します。

この穴はネジ山がなく、ただの穴なのでボルトをしめるネジ山が必要ですが、後半でその方法を解説していきます。

ここでは土台用に、穴の位置の寸法を測ってひとまず終了。

土台の加工

角材をカット

まずは土台から。

必要なサイズに罫書いた角材をカットしていきます。

同じ材料から複数カットする時は、罫書き→カット→罫書き…の順を繰り返します。

最初に全ての罫書きをしてそのとおりにカットしていくと、刃の厚み分の誤差がでるので注意が必要です。

設置イメージでは、裏から見るとこんな感じ。

ホゾをつくる

土台は車にボルトで固定しますが、ダウンライトを取り付けた板材はホゾ組みで土台と固定します。

そのため土台と板材側に、ホゾ加工していきます。

ホゾの罫書き

まずはホゾとホゾ穴の位置を、罫書くとこからスタート。

そこで使うのが、この「毛引き」。

最初に調整すれば、同じ寸法で罫書くことができる優れ物です。

若獅子 毛引き 目盛付 108025

調整したのち、罫書く箇所にスライドします。

このように傷をつけることで、罫書きができます。

この作業を繰り返し、全て罫書いていきます。

ホゾ穴の加工

できるだけ簡単に加工できるように、ドリルでまず穴あけ。

ドリルの径は、ホゾ穴より小さめなものを使います。

穴をあけたらノミとハンマーで、地道に彫っていきます。

大きくなりすぎないように、罫書きした線より1mmほど内側に彫っていき、入らないようであれば穴を大きく調整します。

出来上がりは、こんな感じ。

これをもう一本にも同じことをします。

ホゾの加工

今回は、「二方胴付き平ほぞ接ぎ(にほうどうつきひらほぞつぎ)」というホゾ加工をしていきます。

こちらもホゾ穴と同じで、罫書いた線より大きめにカット。

カットしたら、断面をノミで仕上げます。

ホゾ継ぎの調整

実際に、はめ込んでみて調整します。

調整はノミでホゾを削り、ホゾ穴に合わせていきます。

これで、ホゾ継きの完成です。

板材の加工

角のアール加工

次に、ダウンライトをつける板材を加工していきます。

4隅を丸くしたいので、ペール缶を使って墨線をひいていきます。

型取った線を頼りに、ジグソーでカット。

荒い番手のサンダーで、形を整えていきます。

アール加工の完成です。

ダウンライトの埋め込む穴を加工

これが失敗だったんですが、今回買ったダウンライトがフチなしタイプ。

そのままダウンライトを固定するなら簡単ですが、どうせなら一手間加えて埋め込みたい。

そこで、トリマーを使ってダウンライトがはまる穴を掘り下げたいと思います。

ちなみにフチありなら、穴をあけてはめ込むだけで簡単なので、買うならフチありタイプがおすすめです。

例えば、こんなもの。

モデルノ ラ テール ダウンライト LED 12V 車 車内 車中泊 埋め込み型 キャンピングカー 天井灯 埋込型 天井照明 YM-325-DL 6個セット

まずトリマーで掘り下げる前に、ガイドとなる型が必要。

5.5mmのベニヤを自在錐で穴あけします。

ダウンライトの外径が60mmないくらいだったので、60mmに調整しました。

ベニヤに穴あけ。

そして、トリマーに「テンプレートガイド」をセットします。

このテンプレートガイドをトリマーにセットすることで、型に沿って彫ることができます。

私のトリマーには付属されていた部品で、ない場合は購入するしかありません。

ベース部分を外して

テンプレートガイドをセットして、再びベースを取り付け。

ストレートビットを取り付け、深さ調整をします。

今回は、5mmに調整。

ガイドとなる型を掘り下げたい箇所に合わせ、

型に沿って、トリマーで彫っていきます。

掘り下げた穴の出来上がり。

今回は4つのダウンライトをつけたいので、4つ分ほど穴をつくります。

ダウンライトにケーブルがついているので、ケーブルを通す穴も必要。

ついでに穴あけして、加工完了です。

面取りと研磨

加工が終わったら、トリマーにボーズ面ビットをセットして角を丸くしていきます。

テンプレートガイドを外すのを、お忘れなく。

仕上げに、サンダーで研磨します。

土台の組み立て

土台をビスで固定して組み立て

まずは、ホゾ部分を板材に取り付けます。

実際に土台を仮組みして、ホゾ継ぎした状態でおこないました。

つづいて、土台部分を固定していきます。

直角を確認しながら、ビスで固定。

土台が組み上がったら、土台のホゾ穴に板材のホゾをはめ込んで確認しておきます。

ケーブルを通す溝加工

さらに土台部分に、ケーブルを通す溝を掘ります。

丸ノコで切り欠いて、ノミで仕上げます。

ボルトを通す穴あけ加工

天井に固定するのにM6のボルトを使いますが、ここで失敗していることが発覚…

エブリイの天井にある穴にあてがってみると、まさかの事態に…

そう。

ホゾ部分の位置にボルトを通すことになります。

これは予測できた事態で、完全にミスです。

いまさらホゾ加工する気力もなく、ボルトの固定方法を工夫することにしました。

このように、ボルトがホゾ穴より上におさまるようにしていきます。

ボルトを通す下穴をあけます。

ボルト頭をおさめたいので、下穴をあけたら12mmのドリルで頭部分となる箇所を掘っておきます。

これで加工・組み立ては終わりです。

蜜蝋で塗装

これまで杉材で床張り・テーブル・棚をつくってきて全て未塗装で済ましてきましたが、今回は塗装していきます。

しかし、木の風合いを残したいので「蜜蝋」で塗装していきます。

蜜蝋は人や自然に優しい成分で出来ていて、塗りムラもできないため、おすすめです。

詳しくは、こちらの記事をチェックしてみてください。

塗った前後の状態は、こんな感じ。

塗装前
塗装後

ライトの下で分かりにくいですが、かなり鮮やかな色合いになります。

エブリイにダウンライト取付

エブリイの天井穴を加工

ダウンライトをつけた板材をエブリイの天井に固定するのにボルトを使っていきますが、この元々あいている穴はネジ山がありません。

そこで使うのが、この「ハンドナッター」です。

ハンドナッターは薄板の金属にナットをカシメて取り付ける工具で、ボルトやネジを使って金属同士を固定することが可能になります。

今回使うボルトサイズは「M6」なので、M6のナットを取り付けていきます。

さきにM6のナットが入るように穴を拡大する必要があるので、9.2mmのドリルで穴を拡げました。

天井を突き抜けないように、かなり慎重に作業しています。

エブリイの天井穴に、ハンドナッターでナットを埋め込み。

ハンドナッターの使い方は特殊ですが、説明書を見ながら使うと簡単でした。

土台・板材を天井に固定

ナットを穴に埋めたら、土台をM6のボルトで固定していきます。

天井の隙間は20mmないので、使うボルトの長さは注意が必要です。

最後にホゾで差し込み、完成です。

完成

電源はこのケーブルで、モバイルバッテリーにつなぎます。

明るい時間で見ると、こんな仕上がりです。

木の風合いが、やっぱりいい感じ。

イメージ通りです。

夜になると、雰囲気がさらに良し。

明るさの調整もできるので、自分好みの明るさにできます。

LEDテープを板材の裏に貼ると、間接照明にもなっていいかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?

私なりにいろいろ工夫してつくってみましたが、満足できる仕上がりになりました。

天井にダウンライトをつけようと思っている方は、参考にしてみてください。

それでは皆さま、ご安全に。

今回使用したもの

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