エブリイバンをDIYにより、カスタムした車中泊仕様。
快適に車中カフェや車中泊できるように、これまでたくさんのモノを作ってきました。
テーブル、棚、床、壁…
振り返ってみると、こんなに作ってたのかと自分でもちょっと驚きです。
今回は、これまでかかった費用をご紹介します。
総額いくらになったのか?
最後まで読んでもらえると嬉しいです。
YouTubeでも紹介しています。
興味のある方は、ぜひ観ていってください。
自作でつくった材料費の内訳
DIY製作①床下収納の床張り
材料 | 費用 |
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2×4材(1820mm) …3本 | ¥2,094 |
角材(30mm×60mm×2000mm) …2本 | ¥1,840 |
杉無垢ボード …2枚 | ¥10,956 |
ゴム底脚(4個入り) …8セット | ¥2,880 |
合計 ¥17,770 |
こちらは、エブリイの荷室から後部座席までをフラットにしたDIY。
エブリイ納車後、一番最初につくったモノです。
作り方はシンプルで、土台製作後に車内の形状に合わせて床板をつくりました。
床板に使ったのは杉無垢ボード。
サイズのわりに安価な材料なので、私のDIYではよく使います。
案外、簡単に作れるのでぜひチャレンジしてみてください。
DIY制作②折りたたみテーブル
材料 | 費用 |
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端材 | ¥0 |
棚受け金具 | ¥1,289 |
ゴムスペーサー | ¥198 |
ボルト | ¥208 |
合計 ¥1,695 |
定番DIYの折りたたみテーブル。
テーブルを作るだけでは面白くないと思い、棚にテーブルを取り付けるカタチで製作しました。
材料費は木材も入っていますが、実際は端材を使ったので、費用としては棚受け金具とゴムスペーサーのみ。
運転中にガチャガチャ鳴るのが欠点ですね。
DIY製作③2段シェルフ
材料 | 費用 |
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端材 | ¥0 |
アルミパイプ | ¥995 |
ゴムスペーサー | ¥198 |
ボルト | ¥208 |
合計 ¥1,401 |
折りたたみテーブルの反対側に製作しました。
前面に飛び出ないように、アルミパイプを使用しています。
こちらも木材は端材を利用。
取り付けはエブリイのユーティリティナットを使い、ボルトで固定しています。
後々、取付箇所を変更しましたが、ボルトで取り付けられるのが軽バンのメリットですね。
DIY製作④ダウンライト付き天井パネル
材料 | 費用 |
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杉集成材(1820mm×300mm×18mm) | ¥1,500 |
角材(30mm×30mm×910mm) …2本 | ¥656 |
合計 ¥2,156 |
この天井パネルは、自分なりに考えて作ったアイデア製作です。
天井の穴を利用していますが、この穴はネジ山が切られていないので、ハンドナッターという工具でナットを埋め込んでいます。
パネルと天井の間には土台をつくり、土台とパネルをホゾ加工して取り付け。
そのおかげでパネルは脱着可能仕様になっています。
今まで一度も外れたことないので、結果としても大成功。
ちょっと面倒な加工が必要ですが、いい経験にもなりました。
DIY製作⑤内側から開けられるバックドアパネル
材料 | 費用 |
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杉集成材(910mm×450mm×12mm) …2本 | ¥1,698 |
角材(30mm×40mm) | ¥238 |
チョークワイヤー | ¥433 |
取手 | ¥110 |
ボルト | ¥208 |
合計 ¥2,687 |
ラゲッジスペースを生活空間にするとなると、バックドアを車内から開けたい場面があります。
そこでチョークワイヤーを仕込んで開閉できるようにすることにしましたが、調べてみるとバックドアに穴あけする方法しかありません。
車に穴をあけるのは抵抗があったので、集成材を使って穴をあけない方法で細工。
ウッドパネルでオシャレになり、車をキズつけることもないので一石二鳥です。
車内からバックドアを開けたい方には、おすすめDIYです。
DIY製作⑥コンソールボックス
材料 | 費用 |
---|---|
杉集成材(910mm×300mm×12mm) …2本 | ¥1,500 |
合計 ¥1,500 |
エブリイにはコンソールボックスがないため、社外品を購入して設置している方が多いです。
私も最初は購入を考えていましたが、スリムなものが欲しく自作することにしました。
端材を使い、ビスは使わず切り欠き加工ではめ込んだカタチで組み立てています。
設置場所の形状に合わせて作ったので、満足な仕上がりになりました。
DIY製作⑦サイドステップパネル
材料 | 費用 |
---|---|
カフェ板(1000mm×200mm×30mm) …3枚 | ¥1,896 |
合計 ¥1,896 |
これは、なかなかしている人はいないと思います。
カフェ板でサイドステップ部分に、パネルをつくりました。
マットなどを敷く人は多いですが、「木」を設置する人はいないですよね。
カフェ板は安価で売られているので、材料費としても安く作ることができます。
個性を出したい方には、なかなかいいDIYではないでしょうか。
DIY製作⑧サイドパネル
材料 | 費用 |
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杉無垢ボード | ¥5,478 |
ゴムスペーサー | ¥198 |
ボルト …2セット | ¥416 |
合計 ¥6,092 |
ラゲッジスペースの両サイドに、木の壁をつくりました。
この木の壁によって、室内空間を大幅に変化することができます。
棚の設置やビスを打つなど、以前にはできなかった箇所にも出来るようになります。
なにより木に囲まれて、車内の雰囲気が激変。
これは車中泊仕様やキャンピングカーにカスタムしようとしている方には、ぜひ作ってほしいDIYの一つです。
DIY製作⑨網戸
材料 | 費用 |
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シナベニヤ(900mm×400mm×4mm) | ¥2,150 |
網戸張替用ネット | ¥749 |
合計 ¥2,899 |
窓をあけると、虫が侵入してくるため対策。
窓にはさみ込むカタチで使えるようにしました。
風通しの効果はちょっと弱いかもしれませんが、見た目重視で製作。
作り方も簡単なので、自作の網戸を作ろうとしている方にはおすすめです。
DIY製作⑩天井サイドシェルフ
材料 | 費用 |
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杉集成材(400mm×450mm×18mm) | ¥1,180 |
杉板(975mm×105mm×14mm) …2枚 | ¥1,100 |
杉1×4材 | ¥297 |
アルミパイプ | ¥188 |
ボルト …2セット | ¥416 |
合計 ¥3,181 |
ちょっとした収納が欲しくて、製作しました。
天井サイドにあるユーティリティナットを使って、ボルトで固定しています。
天井のアールに合わせて作ったので、見た目も自然な仕上がり。
背板は長めにしているので、フックなどをつけて服や小物を掛けれたらなと思っています。
DIY製作⑪キー収納
材料 | 費用 |
---|---|
角材 | ¥741 |
ステンシル | ¥1,298 |
合計 ¥2,039 |
車中泊をする時にカギの置き場がなかったので、作ってみました。
角材に切り込みを入れただけの簡単製作。
それだけでは物足りないと思い、ステンシルで文字を追加しています。
DIY製作⑫アームレスト
材料 | 費用 |
---|---|
杉板(1000mm×180mm×30mm) | ¥843 |
杉板(1000mm×180mm×15mm) | ¥450 |
L型金具 …2つ | ¥889 |
合計 ¥2,182 |
木材でつくったアームレストなのでクッション性はありませんが、アームレストが有るのと無いのとでは全く違います。
エブリイの場合、サイドブレーキがハンド式なので、サイドブレーキが使えるように製作。
こちらも簡単にできるDIYなので、クッション性は必要ないという方は試しに作ってみてはどうでしょう。
DIY製作⑬両サイド収納シェルフ
材料 | 費用 |
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杉板(2000mm×150mm×25mm) …2枚 | ¥3,160 |
端材 | ¥0 |
鬼目ナット | ¥217 |
蝶ボルト | ¥480 |
合計 ¥3,857 |
車中泊でもっと使える収納が欲しいと思い、ちょっとオシャレに作ってみました。
縦型と横型の収納を、組み合わせたようなカタチになっています。
設置は自作のサイドパネルに鬼目ナットを埋め込み、蝶ナットで固定しているので、脱着も簡単。
収納が増え、見た目もオシャレなので、個人的には気に入っている棚です。
DIY製作⑭サンバイザー
材料 | 費用 |
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アカシア集成材(450mm×150mm×10mm) …4枚 | ¥1,500 |
中古純正サンバイザー | ¥1,100 |
合計 ¥2,600 |
運転席まわりも「木」を取り入れたくなり、サンバイザーを作ってみました。
エブリイのDIYではスギばかり使っていますが、アカシア集成材を使用。
加工でちょっと苦労しましたが、これは作ってよかったなと思える作品です。
個性を出したい方には、おすすめDIYです。
DIY製作⑮天井収納棚(テーブル)
材料 | 費用 |
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杉集成材(1820mm×300mm×18mm) | ¥1,500 |
角材(910mm×30mm×30mm) …2本 | ¥656 |
合計 ¥2,156 |
これは私の車内に合わせて作った、完全にオリジナル作品です。
天井の棚としても使えて、ローテーブルにもなります。
ロングなので、収納量も使い勝手も抜群。
最初は頭上にあると邪魔なので作るつもりはなかったんですが、寝袋や三脚などのちょっと大きい荷物を置くスペースにちょうどいいです。
ちょっとしたアイデアも詰まった製作なので、自己満足の高い作品になりました。
DIY製作⑯シガー付きUSB電源ソケット埋め込み
材料 | 費用 |
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シガー付きUSB電源ソケット | ¥2,249 |
ヒューズ電源 | ¥498 |
ダブルコード(赤/黒) | ¥650 |
合計 ¥3,397 |
ポータブル電源を走行中に充電するのに、シガーソケットを使っています。
エブリイバンの場合、運転席側にしかないため、充電中のポータブル電源の置き場は助手席。
これがかなり邪魔で、人も乗れないし荷物も置けない…
そんなわけでラゲッジに、シガーソケットを追加することにしました。
フラット化にした自作の床板に埋め込みましたが、資材運搬や車中泊でも邪魔になることはありません。
USB電源、シガーソケットを荷室に増設したい方は、参考にしてみてください。
DIY製作⑰ドアアームレスト
材料 | 費用 |
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杉2×4材(1000mm) | ¥360 |
端材 | ¥0 |
L型ステー | ¥198 |
ネジ | ¥552 |
合計 ¥1,110 |
ドアの形状に合わせたアームレストです。
どう取り付けするかをいろいろ考えた結果、土台に固定したステーでエブリイと固定、肘置き部分の裏側にホゾ穴を掘って土台に差し込んで設置しています。
材料は2×4材とステーだけなので、安く作れたDIYです。
ただ、加工がちょっと面倒なので大変でした。
車中泊カスタムに使う電動工具の内訳
便利な電動工具はいろいろありますが、その中でも必要最低限あった方がいいモノを紹介します。
購入費用はメーカーや購入先などで変わるので、こちらも参考程度に読んでいただけたらと思います。
今さらなので、電動工具はまとめて費用紹介しましょう。
材料 | 費用 |
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インパクトドライバー (バッテリー2個/充電器含む) | ¥38,950 |
ドリルドライバー | ¥16,440 |
丸ノコ | ¥26,838 |
ジグソー | ¥21,200 |
トリマー | ¥21,350 |
サンダー | ¥13,200 |
合計 ¥137,978 |
最低限、持っておきたい電動工具はこんな感じです。
私はマキタで揃えたのでやはり高額ですが、他のメーカーであれば紹介した金額よりかなり安くなります。
しかし、これから「ガッツリDIYを楽しむぞ!」という方は、最初からマキタやハイコーキなどのメーカーで揃えた方がいいと思います。
趣味とはいえ長く使い続けるのであれば、品質・性能がいいメーカーを選んだ方が、後悔せずに済みます。
車中泊仕様DIYで使った総額は?
それでは、エブリイのDIYカスタムにかかった費用の総額を発表します。
エブリイの車内をDIYで作り込んだ総費用は、56,462円でした。
DIYなのでクオリティは下がりますが、お店に依頼することを考えると、かなり費用を抑えられています。
電動工具の購入費用を合わせると194,440円となりますが、それでも低コスト。
製作依頼をすると数十万はかかると思うので、DIYでつくる価値はあるのではないでしょうか。
なにより自分が思い描いた状態を実現できて、愛着の湧く車内で車中泊ができるというのは、最高な贅沢です。
DIYで車内をつくる注意点
車中泊仕様にカスタムするため、ご自身でつくるとメリットが多いですが、注意点がいくつかあるのでそちらも紹介していきます。
注意点その①落下対策
車は家と違い、走行しているとかなり揺れます。
家でいうと、常に地震が起きている状態です。
作った棚などを、ボルトやビスなどで壁に固定したりすると思いますが、しっかり締めることが重要です。
走行中に落下して壊れたり、最悪の場合はケガをするかもしれません。
締まり具合の確認など、定期的なメンテナンスはお忘れなく。
注意点その②揺れによる音対策
走行中に揺れることで、ボルト部分や接触部分のガタガタ音やギシギシ音が聞こえてきます。
対策として、ボルト部分にはゴムスペーサー、接触部分には戸当たりテープなどの緩衝材がおすすめです。
異音が鳴っていると気になって仕方ないので、設置した時には必ず対策した方がいいです。
注意点その③完璧を求めない
DIYでつくるので、やはりクオリティは下がりますし、失敗もたくさんします。
しかし作るのは自分自身、使うのも自分自身。
自分が納得できる仕上がりであればOK。
完璧に作ろうとするよりは、気楽に作った方が楽しめます。
注意点その③ケガに注意する
これが一番大事。
電動工具を使っていれば、大ケガをするリスクがあります。
作業に入る前に毎回危険なポイントを考えるだけでも、かなりケガをする可能性を抑えられます。
楽しむために作っているのに、それでケガをしたら元も子もないですもんね。
まとめ
DIYでつくるカスタム費用をご紹介しましたが、いかがでしたか?
自分で作ることで費用の節約になったり、愛着の湧く車内空間になります。
これから車内をカスタムしようと思っている方は、DIYにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
それでは皆さま、ご安全に。
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