小物のヤスリがけなら手作業で頑張れますが、大きい家具とかになると手作業で研磨するのは至難の業…
そんな時に便利なのが、電動サンダー。
それまで頑張ってヤスリがけしていた作業が短時間で終わるため、DIY初心者の方にも最初から買っていただきたい電動工具の一つです。
今回は私がDIYを始めた頃から欲しかった、マキタの18V充電式仕上げサンダーをご紹介していきます。
BO380Dを購入した経緯
2021年に発売されたBO380Dですが、それまで同タイプのサンダーはマキタからだと、この電源コード式の「BO3710」しかありませんでした。
BO3710もコスパが良く評価もいいので十分なのですが、個人的にコードレスがよかったので、ランダムオービットサンダーの「BO180D」を買って使っていました。
ランダムオービットサンダーは、円形のパッドが小刻みに振動しながら回転運動を行うのでより強い研磨が行えます。
平面だけではなく、緩やかな局面の研磨もできるのでとても重宝していたのですが、広い材料を研磨するのは大変でした。
そこで仕上げサンダー(オービタルサンダー)がどうしても欲しかったのですが、マキタからは充電式が販売されていないので、電源コード式の「BO3710」を買うか悩みに悩みました。
そんな悩んでいたある日、ついに発売された待望の『BO380D』というサンダー。
普段ならしっかり情報を集めて買うのですが、今回はもう気づいたらポチっていました。
しかし使ってみた結果、何も不満がないと言っていいほど、とても良い製品。
ちなみに、ランダムオービットサンダーについても記事にしています。
よければ読んでみてください。
それではご紹介していきます。
仕上げサンダー『BO380D』
仕上げサンダーは「オービタルサンダー」ともいい、安全に正確な平面と滑らかな仕上げのためのサンダーです。
ランダムオービットサンダーに比べると、研磨力は弱いです。
しかし、弱い研磨で扱いやすく、力が平均的にかかるため、美しい仕上げ研磨が可能です。
仕様と特長
仕様
電動機 | DC ブラシレスモータ |
バッテリ | リチウムイオンバッテリ |
電圧 | 直流 18V |
回転数 | 高速③ 12,000 min-1(回転 / 分) 中速② 8,000 min-1(回転 / 分) 低速① 4,000 min-1(回転 / 分) |
パッド寸法 | 93 mm × 185 mm |
サンディングペーパー | 93 mm × 228 mm |
本製品寸法 ※BL1860B 装着時、ダストバッグ非装着時 | 長さ 336 mm ×幅 92 mm ×高さ 169 mm |
質量 ※BL1860B 装着時、ダストバッグ非装着時 | 2.1 kg |
振動 3 軸合成値 | 3.6 m/s2 |
18Vバッテリーの充電式のため、コードがなく作業をする際にコードが邪魔になりません。
重さはそれなりにありますが、材料の上に置いて作業をする時は、この重さが逆に安定します。
特長
木材や家具などの表面仕上げ、ツヤ出しに最適。
バッテリーが研磨面の真上にあることにより、本体を安定して使用でき、均一な仕上げ作業ができます。
着脱式フロントグリップのため取り外すことが出来ます。
外し方としてはこちらの通り。
左右どちらかに90度回すと、グリップが外れます。
グリップを外すことにより、壁際まで研削が可能です。
変速可能で3段階に回転数を調整可能。
さらに、負荷で回転が落ちにくい定回転制御付。
各回転数の使用場面としては
- 低速 … 塗装落とし等に
- 中速 … 木材端面の研磨やバリ取り等に
- 高速 … 広い面や荒い面の研削に
作業に応じた回転数で作業しますが、参考程度で大丈夫です。
起動中に起動・速度切替ボタンを押すと、③高速→②中速→①低速→③高速を繰り返します。
⓪停止ボタンを押すと停止します。
(中速や低速で停止しても、次の起動時は高速から始まります。)
サンダー本体に自己集じん機能が付いています。
いくつか穴があいていますが、この穴が集塵用の穴ですね。
研削した時に発生する粉塵を吸塵するため、作業場の汚れを軽減します。
ダストパックや集塵機につなぐことで、さらにクリーンな作業が可能です。
サンドペーパー取り付け・取り外し方法
今回はオービタルサンダーのご紹介なので、オービタルサンダーの取り付け・取り外し方法をお話します。
まず研磨する素材や、用途に合わせたサンドペーパーを用意します。
私はこのBO380Dでは、「サンドペーパー」ではなく「ポリネット両面ヤスリ」を使っています。
♯120・♯240・♯400を使うことが多いです。
ポリネット両面ヤスリは、研磨力が高く、ペーパーより長持ち、さらには目詰まりしないのでお勧めです。
前後のレバーロックを外し、クランプを解放します。
ポリネット(サンドペーパー)の端を挟んで固定します。
私はポリネットを使っているのでクリップ式ですが、サンドペーパーを使う方であればマジックファスナ式に交換することをお勧めします。
マジックファスナ式にすることで、マジックテープで付け替えが可能になり、サンドペーパーの交換が楽になります。
作業方法
サンダーの使用方法はとくに難しいことはありません。
モータの回転が完全に上昇し、安定したことを確認してから作業を開始します。
強く押しつけ過ぎると回転が低下し作業性低下につながるので、研磨面全体が均一に当たるように軽く押さえ、研磨していきます。
また、サンドペーパーの破損や本体の故障に原因になりかねないので、注意しましょう。
サンドペーパーの番手は、数字が大きくなるほど目が細かくなります。
木材の状態によって番手を変えていきますが、
粗目 | #40~#100 | プレーナーやカンナをかけていない荒材を研磨。 塗装を剥がす。 |
中目 | #120~#240 | プレーナーや手鉋をかけた木材を研磨 |
細目 | #320~#400 | 仕上げ(塗装前の下地調整) |
#120~#240が木材を研磨するのに一番使用する番手です。
最後の仕上げで、#320~#400で研磨すると表面がツルツルになります。
#320~#400で仕上げ研磨後に、湿らした布などで拭き乾燥後、仕上げ研磨をするとさらに表面の仕上がりが良くなります。
集塵力
分かりにくいですが、ダストパックにしっかり吸われているので集塵機能もなかなかの結果です。
作業場周辺の飛散は、あきらかに減少しました。
まとめ
今回は充電式仕上げサンダーBO380Dのご紹介と使い方をお話してきました。
大物家具を作る時には、とくに活躍してくれるBO380D。
作るものによってサンダーも使い分ける方がいいですが、バッテリー式のオービタルサンダーを探している方はいかがでしょうか?
とてもお勧めの工具なので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは皆さま、ご安全に。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちわ
僕も同じ機種を買いました。
大変参考になりました。
商品が届くのが楽しみです。💩
ありがとうございます!
コメントいただきありがとうございます。
購入の参考になって良かったです!
BO380はとても扱いやすいので、作業効率も上がるといいですね!