お疲れ様です、ichiです。
前回の作業で天井板張りの準備で、断熱と下地をつけました。
今回はいよいよ車内の天井に、板を張っていきます。
軽バンの天井・壁・床など内装を板張りにすることで、車中泊や車中カフェでの過ごす時間がより快適になります。
近年では「バンライフ」とも言われ、車の内装を快適に理想的な空間にするカスタムが流行っています。
その中でも人気のカスタムが「板張り」で、DIYで実現している方も多いですよね。
私もDIYでチャレンジしていきますが、エブリイの天井を板張りにして、どんな雰囲気の車内になるのか。
大変な作業になりますが、作業前からワクワクしています。
YouTubeでも配信しているので、ぜひ動画もご覧ください。
それでは、天井板張りDIYしていきましょう。
天井板張りに使う材料
私が購入した板張りの材料は杉の羽目板。
ホームセンターでも購入できますが、節が多かったり状態があまり良くなかったので、ネットで購入しました。
サイズは「長さ2000mm×厚み10mm×幅100mm」の15枚セットで、「本実目すかし」タイプ。
羽目板の形状は3種類。
- 本実突き付け…隙間がない
- 本実目すかし…板と板の間に2〜3mmの隙間がある
- 相じゃくり…同じく2〜3mmの隙間あり
フローリングで疲れているのが隙間のない「本実突き付け」、天井や壁に使われているのが「本実目すかし」「相じゃくり」になります。
今回は住宅の天井に合わせて、「本実目すかし」にしました。
そして前回の下地でも使った「床棟梁」で、下地と羽目板を接着します。
照明もつけたいので、これまで使っていたダウンライトを再利用。
これまでは縦一列に並べていましたが、今回は四方に分けて設置していきます。
天井の板張り方法
それでは作業していきましょう。
羽目板を必要な長さにカットする
長さが2mある羽目板なので、車内の長さに合わせてカットします。
張り付ける場所によって長さが変わるので、その都度カットした方がいいかもしれません。
その方が長さの微調整も簡単でした。
中心の羽目板を固定する
まずは基準となる一枚目を、中心に張っていきます。
車内のセンターに一枚の羽目板を仮固定して、墨付けしておきます。
固定する位置に、床棟梁の接着剤を塗りつけ
羽目板を貼り付けます。
もちろん接着剤だけでは落下してしまうので、下地に向けて羽目板からビスで固定します。
他の羽目板はピンネイルで固定しますが、基準となる一枚目はしっかり固定したいので、細めのビスを使いました。
これで一枚目の羽目板が固定できました。
続けて羽目板を張っていく
床棟梁をつけて一枚目の羽目板を基準に、2枚目以降の羽目板を張っていきます。
今度はビスではなく、ピンタッカーという電動工具を使って「ピンネイル」で固定。
本当はフィニッシュネイラーという電動工具で、「フィニッシュネイル」を打ち込むのが理想ですが、ピンタッカーしか持っていないのでこれで代用しました。
ピンネイルとフィニッシュネイルの違いは釘頭の有無で、釘頭がないぶん保持力が低下します。
天井の板張りでどちらかを購入するのであれば、「フィニッシュネイラー」を購入した方が良いです。
それでもなんとかピンネイルで固定していきます。
羽目板にダウンライトを固定する
3枚ほど羽目板をつけることができました。
次の羽目板では、ダウンライトを設置します。
天井に羽目板をつける前に、ダウンライトを固定していきます。
ダウンライトの取付位置に合わせて、配線を通すための穴をあけます。
あけた穴から配線を通して
ダウンライトを固定。
2枚の羽目板にダウンライトを固定しました。
配線を出したい方に天井裏から流して、同じように羽目板を固定します。
ダウンライト付きの羽目板を天井に固定したら、念のため点灯確認。
無事に点灯したので、作業続行します。
羽目板を車内の形状に合わせて切り欠き加工
場所によって羽目板の長さも変わりますが、車体に凸凹があり加工する必要もあります。
形状に合わせて切り欠き加工して
調整を繰り返しながら、天井に取り付けます。
とくに側面になると、凸凹や室内灯などで形状が厄介です。
加工したり、車内のアールに合わせて板張りしなければいけないので、ここが一番難しい場所ですね。
根気よく作業していきます。
大雑把ですが、接する箇所を切り欠いてはめ込みます。
プロの方ならきれいに加工するのでしょうが、私はこんな感じで簡単に作っていきました。
サイドはアール部分にさしかかるので、かなりの難所。
最初はきれいにアールを描きながら板張りしたかったのですが、素人にはなかなか難しく断念しました。
結果的に天井からサイドにかけてカクカクした形状になりましたが、出来上がりを見ると個人的にはそこまで気になりません。
天井の板張り完成
いろいろ悩んだり失敗したり大変でしたが、なんとか完成しました。
元々は、天井に内張がついた普通の車内。
板張りにすることで、一気に車内のウッド感が増しました。
アールの部分も理想通りとはいかず、切り欠き部分も大雑把な仕上がりですが、雰囲気は最高です。
とくにこの天井とサイドの隙間は、次回の作業で埋めていく予定です。
おそらくモールみたいな木材で、フタをするようなカタチにすると思います。
しかし天井のウッド化には成功したので、大満足な出来です。
気になる部分は、またアイデアを膨らませて対応していきます。
とにかく今回はこの完成に素直に喜びたいと思います。
まとめ
ずっと理想としていたウッド化の車内になりました。
雰囲気も大きく変わり、木に覆われた車内はいつでも落ち着けるリラックス空間に。
天井の板張りはDIYで行うには敷居が高い作業ですが、自分で作ることで達成感もあります。
今回の天井板張りDIYは、現状復帰できない方法です。
自己責任となりますが、こういった方法もあると参考にしてもらえれば幸いです。
それでは皆さま、ご安全に。
コメント