今回はエブリイバン（DA17V）に、DIYでセンターコンソールをつくったのでご紹介します。
エブリイを運転していると、手の届く範囲に収納がなくて困りませんか？
エブリイ専用のコンソールボックスも販売されていますが、けっこう価格が高い…
そこでせっかくなので、自作してみることにしてみました。
完成品がこちら。
市販品を買うと5000円ほどしますが、自分でつくれば2000円と激安で設置できます。
作り方も簡単なので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
動画で観たい方は、こちらをどうぞ。
コンソールボックスを自作するに至った理由
冒頭でもお話しましたが、専用コンソールボックスが販売されていますがちょっと高い。
でもエブリイオーナーには大人気の商品なので、クオリティや見た目が好きな方はこちらを購入した方がいいでしょう。
しかし、私の場合はエブリイの室内を「木」で仕上げたいと考えているので、自分でつくりたいと考えました。
なにより販売されているコンソールボックスはちょっとゴツめで、私としてはスリムなサイズがよかったんです。
それがDIYだと、自分の希望する形状・サイズにつくれるので一石二鳥。
これらが自作する理由でした。
材料
主に使ったのは杉の集成（厚みが12mm）で購入しても1000〜2000円ほど。
私はほかに、厚み24mmの杉板も使いましたが、同じ材料で全てをつくることもできます。
ホームセンターでも買うことができるので、探してみてください。
コンソールボックスの作り方
型取り
まずは側板となる部分を、ダンボールを使って型取りしていきます。
ダンボールがあまりなかったので、中途半端な型取り…
でもそれなりの型が取れたので、これを使って集成材にうつしていきます。
型取りした形状にカット
ジグソーを使って、曲線をカットしていきます。
曲線を上手にカットするには、ジグソーのお尻を振るイメージです。
前方を進行方向に動かしてしまいがちですが、車のドリフトのように動かす感じですね。
分かりづらかったら、すいません…
直線になる部分は、手っ取り早く丸ノコでカットしていきます。
型取りしてカットしたとはいえ微調整は必要なので、大まかにカットできればOKです。
ここでいったん仮合わせ。
一回では合わないので、カタチが合うまで微調整していきます。
微調整を繰り返しカタチが合えば、それを使って反対側の側板を同じように型取りカットしていきます。
カタチを整える程度に、サンダーを使って研磨します。
サンダーを使うと削りすぎるリスクがあるので、心配な方は紙ヤスリで研磨してください。
天板と底板部分の加工
次に、天板と底板部分を必要なサイズにカット。
天板は収納穴が必要なので、穴をあけたい箇所をマーキングします。
ジグソーでくり抜いていくので、ブレードが入れられるようにドリルで角4箇所を穴あけ。
穴を利用してジグソーのブレードを差し込み、罫書いた線の通りにカットしていきます。
ジグソーのカット跡はガタガタなので、この後に紙ヤスリで仕上げて終了です。
天板・底板をはめ込む側板の切り欠き加工
天板の上になる部分を罫書き、
実際に天板を罫書いたラインに合わせ、下部を罫書きます。
底板も同じように罫書いていきます。
私の場合は、天板の位置から30mmの間隔を取りました。
取り付けるイメージは、こんな感じになります。
そして加工はトリマーを使うので、深さ調整をします。
掘り深さは、今回5mmです。
加工したい箇所を、トリマーで掘っていきます。
私のように自作のストレートガイドを使う場合は、ガイドの厚み分の深さ調整をします。
「ガイドの厚み5.5mm 」+「掘りたい深さ5mm」の場合、トリマーのビット調整は『10.5mm』となります。
端の方はきれいに掘れないので、ノミで仕上げ。
加工できたら仮組みして、念のため一度はめ込んで確認します。
面取りと研磨
組み立て前に、面取りと研磨を終わらせておきます。
先にトリマーを使って面取り作業から。
面取りは、天板の穴部分もしておきます。
最後に研磨したら、全ての下処理完了です。
組み立て
それでは、いよいよ組み立てます。
側板のはめ込み部分にボンドをつけ、各パーツを固定していきます。
クランプで固定して、しばらく放置。
しっかり接着されたら、粘着テープ付きのフェルトを貼っていきます。
動かないようにギリギリのサイズでつくったので、インパネのキズ対策です。
エブリイにコンソールボックス設置
完成したコンソールボックスを、エブリイに設置します。
製作段階で何度も仮合わせしたので、サイズはバッチリです。
ギリギリにつくったので、倒れる心配もなさそう。
手前は少し隙間が広いですね。
収納ポケットも余裕があり、スマホも財布も入ります。
まとめ
今回のDIYでは、エブリイバンDA17V用にコンソールボックス製作を紹介しました。
人気の市販品を購入するのもいいですが、自分でつくることでコストカットでき、愛着も持てます。
興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。
それでは皆さま、ご安全に。
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