【DIYでつくるダイニングベンチ】カフェ板の無垢材でおしゃれ家具

お疲れ様です、ichiです。

今回のDIYは、ダイニングベンチ。

これまでカウンターテーブルにダイニングチェアを4つ並べていましたが、「使い勝手が悪い」「床掃除がしにくい」など不満な点が多く…

そこで思い切って、ベンチに変更することにしました。

購入したら簡単ですが、DIYでつくることで場所に合ったサイズ費用も安く抑えられます。

よかったら参考にしてみてください。

YouTubeでも配信しているので、動画で観たい方はこちらをどうぞ。

目次

材料

  • カフェ板(幅200mm×長さ2000mm) …2枚
  • カフェ板(幅200mm×長さ1000mm) …1枚
  • カフェ板(幅100mm×長さ2000mm) …1枚
  • 野縁(厚み30mm×幅45mm×長さ2000mm) …1本

これだけの材料を揃えても、総額5,000円もしていません。

カフェ板はコストが安く、DIYにはもってこいの材料です。

今回つくるベンチは、1750mmとちょっと大きいサイズ。

小さいベンチを作るのであれば、材料の長さや数量も変わってくるので参考程度にしてください。

ベンチのサイズを決める

まずは置き場に合わせて、ベンチのサイズを決めていきます。

先ほどベンチのサイズは「1750mm」と説明しましたが、実際の置き場は「2000mm」の空間があり、少し余裕をつくりました。

ベンチを使わない時はカウンターテーブル下に収めたいので、奥行きはカウンターテーブルの「390mm」以内にします。

このサイズを店頭やネットで探しても、なかなか見つからないものなんですよね。

それが出来るのがDIYの強みです。

使用する工具

  • 丸ノコ
  • インパクト/ドリルドライバー
  • サンダー
  • ジョイントカッター
  • スライド丸ノコ

どれも持っていると便利ですが、今回の作業で最低限必要なのが「丸ノコ・インパクト・サンダー」です。

ジョイントカッターは板材同士を接ぎ合わせるのに使いますが、接ぎ合わせるには他の方法で対応できます。

そして今回は角度をつけたカットもするので、「直角にカットするのは丸ノコ」「傾斜をつけてカットするのはスライド丸ノコ」と使い分けました。

スライド丸ノコは高価ですが安全・簡単にカットすることができるので、余裕のある方は持っておくとかなり重宝します。

今回使った工具は、この記事の一番最後に商品リンクを貼っておくので参考にしてみてください。

ダイニングベンチをつくる方法

それではダイニングベンチのDIYを紹介します。

天板となるカフェ板の側面をカット

カフェ板の凸面と凹面

カフェ板は本来、凸凹した側面同士を重ねて接ぎ合わせるもの。

しかし今回は凹面をカットして、凹面同士をジョイントカッターで接ぎ合わせる方法にします。

凸凹面同士を接ぎ合わせても良かったのですが、どうしても繋いだ部分の表面がへこんでしまうので、側面を真っ直ぐにして平らな表面にします。

丸ノコでカフェ板(幅200mm×長さ2000mm)の凹み側面をカットします。

今回のために丸ノコガイドを購入して使ってみましたが、カフェ板の凸凹した側面では上手く使いこなせませんでした。

それとも私の使い方が悪かった…?

しかし普通の板材をカットする時には使えそうなので、今後の作業で期待します。

カットに苦労しましたが、無事に側面を落とすことができました。

2枚のカフェ板を接ぎ合わせてベンチの天板をつくる

接ぎ合わせはジョイントカッターで溝を掘り、ビスケットで接合するので、溝の位置に墨線を引いておきます。

ジョイントカッターについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

墨線の位置をセンターに合わせて、ジョイントカッターで溝を掘っていきます。

溝を掘ったら、溝の中と側面にボンドをつけていきます。

全ての溝にビスケットを差し込んで

クランプでしばらく圧着して、しっかり接着されるまで放置します。

しっかり接着されたらクランプを外して、揃っていない両端を必要な長さで切り落とします。

これでベンチの天板部分の加工は完了です。

脚部分の加工

脚の製作はちょっと工程が多いので、分けて紹介します。

脚の中心の板材をつくる

まずは脚の中心部分の製作です。

天板の時と同じく、脚となるカフェ板(幅200mm×長さ1000mm)の側面を切り落とします。

丸ノコガイドが使いこなせなかったので、ここでは自作の治具を使いました。

次にベンチの脚となる部分は傾斜をつけたいので、スライド丸ノコの角度を調整します。

傾斜角度は「11度」に設定。

ネットなどで傾斜角度をいろいろ調べたら、個人的にはこれくらいがベストでした。

「11度」に調節したスライド丸ノコで、脚の中心となる材料をカットしていきます。

カットすると、上の画像のように平行四辺形になります。

脚は2つ必要なので、この平行四辺形の材料を2つ作ります。

脚上下の桟になる部分をつくる

桟となる材料は、カフェ板(100mm×2000mm)を使います。

こちらもスライド丸ノコで傾斜をつけてカットしますが2000mmは長すぎるので、ひとまずだいたいの長さにカットします。

ついでに、両側面の凸凹も切り落としておきます。

11度に角度調整したスライド丸ノコで、桟となる材料の両端をカットします。

カット後のカタチは台形になります。

サンダーで研磨する

各材料の加工ができたので、仕上げていきます。

サンダーをかけて、表面をキレイにします。

最終的に400番までかけて、今回は面取りもサンダーで削りました。

天板の接ぎ合わせた境目部分は完全な平坦ではないので、荒い番手から研磨した方がいいですね。

ベンチの組み立て

脚の組み立て

脚の中心部分の材料の下には端材を置いている

まずは脚の組み立てから。

脚の中心部分と桟となる部分を、ビスで固定します。

上下の桟のセンターに脚の中心部分を固定するので、脚の中心部分となる材料の下にちょうどいい厚みの端材を敷いておくと作業しやすいです。

下穴・皿取り加工をしてビスで固定しています。

ちなみにボンドをつけておいてもいいですが、高さ調整することがあると外せないので、今後外すことがある場合はボンドは使わない方がいいです。

天板に組み立てた脚を固定する

床の接地部分と天板の端を合わせる

脚を組み立てたら、天板裏に脚を固定します。

しかし、ここで注意点が一つ。

天板の端より内側に取り付けると危険

脚の床に接地する部分が天板の端より内側にあると、ベンチの端に座った際に座った反対側が浮いて転倒してしまう危険があります。

そのため、必ず天板の端に合わせて脚を固定します。

ここでも、下穴・皿取り加工してビスを打ちます。

今後高さ調整することがあるようなら、ボンドは使わないようにしましょう。

横揺れ防止の補強を入れる

野縁を使って、脚の間に補強を入れます。

ここは計算して長さを決めるよりも、実寸で測るのが一番です。

脚は傾斜がついているので、同じ角度(11度)で台形になるように両端をカットします。

補強はボンドを併用して、ビスで固定しました。

ビスが目立たないように、補強の裏側から斜めにビスを打っています。

床の傷つき防止でフェルトシートを貼る

そのままベンチを置くと、木製の脚では床に傷をつける恐れがあります。

両面テープ付きのフェルトシートを脚の裏側に貼り付けておきました。

蜜蝋ワックスで塗装する

いよいよ最後の仕上げ。

蜜蝋ワックスで塗装していきます。

材料がスギなので、蜜蝋を塗ることで色合いがとても鮮やかになります。

ダイニングベンチの完成

ダイニングベンチの完成です。

DIYで作ったにしては、なかなか上出来ではないでしょうか。

蜜蝋を塗ったことで、色合いもかなりいい感じです。

ガタツキもなく、ベンチの端に座っても反対側が浮くことはありません。

この傾斜、やはり11度がベストだったと実感。

真っ直ぐの脚もいいですが、傾斜をつけたことでちょっとオシャレに見える気もします。
(完全なる自己満足ですが)

カウンターテーブルの高さともちょうど良いです。

これならデスクワークや食事もバッチリ。

これまでDIYで作ってきた他の家具とも、相性が良いですね。

全てスギの無垢材で作っているので、統一感が出ています。

まとめ

今回は、ダイニングベンチのDIYをご紹介しました。

ちょっと手の込んだ作り方でしたが、応用することで簡単に作ることもできます。

店頭やネット通販でベンチを購入しようとしている方は、「自分で作ってみる」なんていうのはいかがでしょう?

自分で作ることで場所に合ったサイズに出来たり、家具に愛着が沸いてきますよ。

ぜひチャレンジしてみてください。

それでは皆さま、ご安全に。

今回使ったもの

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