今回は引き出しのDIYです。
依頼されたもので、テレビボードの隙間に入れたいとのこと。
スライドレールなどで固定はせずに、置くだけの引き出しになります。
そこで軽くシンプルにつくるため、ビスを使わず加工とボンドのみで製作してみました。
完成品がこちら。
スライドレールを使った引き出しは別の記事で紹介しているので、よければそちらもチェックしてみてください。
今回は切り欠き加工や底板を入れる溝を掘ったDIYで、スライドレールを使った引き出しにも参考になると思うので、ぜひ最後までお付き合いください。
YouTubeでも同じ内容を配信していますので、よければご視聴ください。
材料
- 杉板
幅85mmx 長さ2000mm x 厚み10mm
幅140mm x 長さ2000mmx厚み10mm - シナ合板
幅600mmx 長さ900mm x 厚み5.5mm
引き出し2つを製作するのに、必要な材料はこれだけで2000円。
各材料をカットして使います。
カットが苦手だったり面倒な場合は、購入時にカットサービスを利用するといいですね。
各材料のカット
私は自分でカットすることにしたので、各材料を必要なサイズにカットしていきます。
数ミリずれるだけで組み立てた時にバランスが悪くなるので、正確にカットしていきます。
墨線の引き方と正確にカットする方法は、こちらの記事で解説しているので、悩んでいる方はこちらをどうぞ。
溝の位置を書いていく
組み立てるための溝を掘る前に、掘る位置をかいていきます。
位置が分かりやすく間違え防止にもなるので、かいた部分を塗りつぶしました。
前板・後板と側板で溝の位置が違うので、効果的です。
組み立てるための溝を掘っていく
今回は溝を掘って差し込む組み立てをしていくので、各材料にトリマーを使って溝をつくっていきます。
前板・後板・側板を組む溝は「5mm」、底板は5.5mmのシナ合板を使うので「6mm」のストレートビットで溝を掘ります。
丸ノコでもできますが、トリマーの方がきれいに掘れるのでおすすめ。
溝を掘ると、こんな感じに組み立てることになります。
取手の穴あけ
この引き出しには取手をつけないので、指を入れられる穴をあけます。
35mmのボアビットを使って穴をあけました。
穴をあける時に裏に当て木をしておくと、きれいな穴があきます。
面取りと研磨をする
角や表面を研磨していきます。
表面はサンダーを使って研磨しますが、角や取手の穴部分は紙ヤスリで地道に研磨。
組み立て〜完成
いよいよ組み立てです。
トリマーで溝加工した箇所に、ボンドをつけて各材料を差し込みます。
組み上げたらクランプで固定して、しばらく放置。
この時に対角の長さを測ります。
きちんと直角になっていれば同じ長さになりますが、長さが違う場合は調整します。
時間をおいてクランプを外したら、今回は塗装しないので完成です。
まとめ
今回は加工で組み立てる引き出しを製作しました。
差し込む形で組み上げるので耐久性も高くなり、ビスを使わないことで見た目も良くなります。
他の製作でも応用がきく作業なので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは皆さま、ご安全に。
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