今回の記事では、ハイコーキのAmazonで限定販売されているドリルドライバー『DS12DA(ES)』を購入し、一年ほど使ってみたのでレビューしていきます。
ドリルドライバーをお探しの方は、参考にしてみてください。
【Amazon.co.jp限定】HiKOKI(ハイコーキ) 10.8V 充電式 ドライバードリル 初回修理保証付き 畜電池×1個、急速充電器、ケース付 グリーン DS12DA(ES)
DS12DA「2ES・ES・NN」の違い
DS12DAは3つの仕様があり、下記の通り。
- 「2ES」…バッテリー(BSL1215)2個、充電器(UC12SL)1台、収納ケース1個、電池カバー1個
- 「ES」…バッテリー(BSL1215)1個、充電器(UC12SL)1個、収納ケース1個、電池カバー1個
- 「NN」…付属品なし
単純に付属品の有無のようで、価格もその分変わります。
今回ご紹介するのは「ES」でバッテリーが1個付属されているタイプになります。
プロ用『DS12DA』とDIYモデル『FDS12DAL』の違い
DS12DAには同じスペックで、「FDS12DAL」というDIYモデルが販売されています。
ネットで違いを調べたところ、スペック的には違いがないようで、この「FDS12DAL」の方がお得だということ。
価格も約半値で売られており、バッテリー2個と充電器、専用ケースも付属されています。
ちなみにマキタの場合、プロモデルとDIYモデルではバッテリーが共通ではありませんが、ハイコーキの場合はプロモデルもDIYモデルも共通バッテリーになります。
なので、このDIYモデル「FDS12DAL」を購入してバッテリーを2個持っている方が、後々便利かもしれません。
しかし、私はマキタの電動工具を揃えていたのでハイコーキのバッテリーは1個あれば十分だと思い、このプロモデル「DS12DA」を買いました。
さらにバッテリーが10.8Vなので、他に使い道もないと思ったのも理由の一つ。
他にも、「スペックは比べることができても、プロモデルの方が耐久性が高いのでは?」という期待も込めています。
電動ドリルドライバーDS12DAを買った経緯
私はすでに、マキタのインパクトドライバーとドリルドライバーを持っています。
ただ作業をしていると、ビスを打つ流れで
- 皿取錐で皿取加工
- 下穴錐で下穴をあける
- ビスを打つ
この3工程を行うのですが、皿取と下穴をあけるのに1つのドリルドライバーで、皿取錐と下穴錐を付け替えて作業していました。
この付け替える作業が数秒とはいえ、大量のビスを打つ時はなかなか面倒な作業です。
そこでもう一つドリルドライバーを持っていれば、付け替えることなくスムーズに作業ができると思い、購入しました。
購入するのに重要視したポイント
購入する際に、どの製品を買うか考えたポイントです。
インパクトドライバーかドリルドライバーか
まずこの2択で考えた結果、ドリルドライバーを選択したわけですが、以下の理由になります。
小物をつくる時にビスを締める力は強くない方が良い。
主に皿取錐を使いたいので穴あけ重視
インパクトであればビスを打つ時に衝撃があるので、小物を作る時には不向き。
クラッチで締め付けトルクを調整できる、ドリルドライバーを選びました。
バッテリー電圧
私はマキタの18Vの電動工具で揃えています。
同じ18Vのドリルドライバーを買えば、使い回しができると探していましたが、そもそも今回の購入理由が皿取とちょっとしたビス打ち。
その使い道で18Vが必要なのかと思い、10.8Vに変更しました。
18Vだとバッテリーが共通とはいえ、価格も高く、本体も重くなります。
10.8Vにしたことによりバッテリーや充電器が増えますが、実用性で決めました。
メーカー
マキタで揃えていましたが、10.8Vを選んだことでメーカーはどこでも良かったんですが、マキタと並ぶトップメーカーのハイコーキを選択。
仕様
DS12DAの仕様です。
能力 | 穴あけ 鋼材:直径10mm アルミ:直径12mm 木材:直径29mm ネジ締め 小ねじ:ねじ径6mm 木ねじ(下穴あり):呼び径5.8mm×長さ45mm |
締め付けトルク | 1 … 約0.6N・ⅿ 5 … 約1.0N・ⅿ 10 … 約1.9N・ⅿ 15 … 約3.0N・ⅿ 20 … 約4.0N・ⅿ ドリル … 低速:約36N・ⅿ 高速:約14N・ⅿ |
最大トルク (剛性体締め付けトルク) | 低速:38N・ⅿ 高速:17N・ⅿ |
無負荷回転数 (気温20℃満充電時) | 低速:0~350min-1(回/分) 高速:0~1,400min-1(回/分) |
モーター | 直流モーター |
キーレスチャック容量 | 最大把握径10mm |
使用可能蓄電池 | スライド式リチウムイオン電池 BSL12xxシリーズ |
電池電圧 | 10.8V |
寸法 | 長さ 166mm × 高さ 217mm × 幅 65mm (BSL1215装着時) |
質量 | 1.1㎏ (BSL1215装着時) |
LEDライト | 白色LED |
1充電当たりの目安作業量です。
- 木ねじ締付(低速・ドリルモード):約55本
- 木材穴あけ(低速・ドリルモード):約80個
- 金属穴あけ(高速・ドリルモード):約35個
※標準付属品BSL1215使用時で数値は参考値です。
条件により異なります。
使い方
シフトノブ
「HIGH」と「LOW」の2段階あります。
速い回転でねじ締めを行いたい時は、先端方向へスライドさせて「HIGH」へ。
ゆっくりした回転を行いたい時は、後方へスライドで「LOW」にします。
※大きな力が必要な作業では、「LOW」にしてください。
キーレスチャック
ビット・ドリルをセットする時は、スリープをゆるめて挿入します。
正面から見て、半時計回りにまわすとゆるみます。
クラッチダイヤル
作業に応じて、締め付けトルクを調整します。
やわらかい材料で1から、かたい材料にいくほど20に合わせます。
それ以上かたい材料であればドリルマークを使用します。
正逆転ボタン
回転方向です。
Ⓡが正転、Ⓛが逆転になります。
LEDライト
LEDライトはスイッチを押している間のみ、点灯します。
穴あけ・ねじ締め
ドリルで穴あけ。
10.8Vでも下穴をあけるくらいであれば、問題なく作業できます。
コーススレッドを打っている様子です。
10.8Vの力具合がちょうどよく、締めるスピードが調整しやすいです。
やわらかい2×4材を使っているので簡単にビス打ちできますが、ある程度かたい材料でもクラッチの調整で対応できそうです。
ビットやドリルをセットしてブレも確認してみましたが、問題ないようです。
海外製の安いモノだとブレがひどかったりするみたいですが、さすがハイコーキですね。
女性でも扱いやすいドリルドライバー
サブ機のドリルドライバーとしては、十分なスペックです。
ちょっとした作業であればちょうどいい力加減で調整がしやすく、軽くてサイズも小さいから使いやすい。
「18Vだと重いし、パワーも強すぎて…」という人や、女性にはとても扱いやすい電動ドライバーです。
ちなみに私が持っている18Vのマキタのドリルドライバーと並べるとこんな感じです。
一回り小さくて、ちょっと使いたい時にとても役に立ちます。
サブのドリルドライバーが増えたことにより、作業効率も上がりました。
これまで行っていた作業が4工程あり、地味に面倒でストレスでしたが、サブ機ができたことにより1工程減り3工程で行えるようになりました。
たった1工程といえ、一つの作品を作る上では大きな違いです。
ほかに、仕様やDIYモデルとの違いでバッテリー数の違いを挙げましたが、1年使ってきて今のところ1個のバッテリーで困ったことはありません。
電池残量が分からないのが欠点ですが、適度に充電しているので充電切れになったこともありません。
まとめ
「ビスを打つのに皿取したい」
「小物作りでも適正なドリルドライバーを使いたい」
サブ機として便利、製品自体も優秀で、とてもお勧めできるドリルドライバーでした。
普段、18Vのインパクトやドリルドライバーを使っていて重たいと感じる方や、女性などは10.8Vを候補に入れるのもいいと思います。
とても扱いやすい軽さですし、かたい材料や作業量が少ないのであれば10.8Vで買い揃えても全く問題なし!というのが、このDS12DAを実際に使ってきての感想です。
ぜひ参考にしてみてください。
それでは皆さま、ご安全に。
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