【DIY】エブリイDA17V車中泊仕様!床下収納フラット化(土台編)

お疲れ様です、ichiです。​

この度、私事ですが車を買い替えエブリイを購入しました。

木工DIYをしていると大きな木材を車に載せることが多く、最近になって車中泊にも興味を持ち始めたこともあって、軽バンをGET。

そこでまずは、エブリイを車中泊仕様に改造するために「床下収納付きの床板」を製作することにしました。

車中泊のスペースを最大限に活用するためには、床下収納はとても便利です。

今回は床下収納に仕上げるために、床板の土台から製作していきます。

荷物を効率的に整理し、快適な車中泊空間を作り出すポイントを一緒に学んでいきましょう!

さきに完成品を見たい方は、こちらの記事をどうぞ。

YouTubeでも公開しているので、動画で見たい方はこちらでどうぞ。

目次

床下収納の土台完成品

これが土台の完成した状態です。

画像のように荷室にはしっかりした土台を作りました。

車中泊ができるように床をつくっていきますが、エブリイの活用ベースは主に資材の運搬。

長い木材や大きな板材を買って載せられるようにはしておきたいので、完全なキャンピングカー仕様にはしません。

とりあえず床を作っていき、足りない部分はその都度作っていきたいと思います。

それでは詳しく解説していきます。

必要な材料と工具

床下収納にするには、土台の骨組みが必要です。

2×4材を使っていきますが、今回は杉の2×4材を使っていきます。
(もちらんSPFの2×4材でもOKです)

土台製作に使う材料はこちら。

材料
  • 2×4材(38mm×89mm)
    長さ1820mm …3本
  • 桟木(30mm×60mm)
    長さ2000mm …2本
  • ベニヤ板(端材でOK)

浅木とは、瓦を屋根材として使用する場合に、瓦を留めるため屋根の上に横に張りわたした角材です。

2×4材より少し小さい木材が必要なので、ちょうどいいサイズでした。

ベニヤ板は型取りに必要なだけなので、端材などでも大丈夫です。

工具
  • 丸ノコ
  • ジグソー
  • インパクト・ドリルドライバー
    (プラスビット・下穴錐・皿取錐)
  • ノミ
  • ハンマー
  • 丸ノコガイド
  • クランプ
  • メジャー・定規
  • 鉛筆

土台製作に使う工具はこれだけ。

持っていない電動工具があっても、ホームセンターでレンタルできたり、作業場を設けているお店もあるので活用してみてください。

エブリイ室内の寸法測定

イメージとしては、後部座席がある部分とラゲッジ部分を分割して製作。

後部座席部分の床板を、ラゲッジ部分に作った床下収納内に収められるようにします。

イメージしたのが、こちら。

土台のイメージ画像です。

今回はラゲッジ部分を作っていくので、画像のサイズで作っていきます。

奥行820mmは、内寸になります。
(※横幅はおおよその長さなので、実際に測って確認してください)

土台の作り方

先にラゲッジ側の土台を作っていきます。

重量物にも耐えれるように、切り欠き加工もしていきます。

ラゲッジ出口部分のアール加工

ラゲッジ出口アール部の型製作

STEP
ラゲッジマットを外す

ラゲッジの開口部分はアールになっているので、型取りしていきます。

型取りするのにラゲッジマットが邪魔なので、上に引っ張り外していきます。

STEP
アール部分のカタチを写す

ベニヤを床に対して平行に外側から当て、鉛筆をアール部分に沿うようにして書いていきます。

この時に、鉛筆の削れてない部分をアール部分に沿わせて描くと、型が取りやすいです。

型を取ったら、こんな感じ。

STEP
罫書き線をカットする

ジグソーで、書いた線を切っていきます。

STEP
アール部分のカタチが合うまで繰り返す

一回では完全に形状に合わないので、「型取り→カット」を数回繰り返します。

どこまで完璧を求めるかですが、自分が納得できるまで微調整していきます。

片方を作れば反対側の形状も同じなので、型を作るのは1つにします。

土台のアール加工

STEP
型からアール部分を描き写す

型ができたら、土台となる2×4材に写し描きします。

STEP
罫書き線をカット

写し書いた線を基に、ジグソーでカットしていきます。

ジグソーの扱いに慣れていない場合は、最初はちょっと大きめにカットして微調整していきます。

反対側は、ラゲッジ出口の寸法「約1340mm」を直線にカットして、同じ型を使いアール加工します。

※1340mmはおおよその長さなので実寸を測ってください。

STEP
仮合わせで確認

カットしたら、実際にセットしてみます。

型取りをしっかりしたので、良い感じにできています。

床との隙間が気になりますが、車の床自体が凸凹しているので諦めて浮かすことにしました。

材料のカット

STEP
材料の長さと位置を確認

後部座席の後ろの部分になる木材と、その間の木材をカットしていきます。

後部座席の後ろの部分になる木材は2×4材、間に入れる木材は30×60mmの杉材を使っていきます。

後部座席の後ろとなる木材の位置は、シートベルトの後ろあたりになります。

STEP
土台(2×4材)のカット

まず、2×4材をカットします。

長さは1250mmで、丸ノコで直線にカットするだけです。

STEP
土台(浅木)のカット

そして、30×60mmの杉材を「850mm」にカット。

内寸820mmに作りますが、2×4材に切り欠き加工してはめ込みたいので、30mm大きくカットします。

STEP
カットした長さの確認

カットした材料を、一度実際に合わせてみます。

ラゲッジ出口部分はキッチリ合うように作りましたが、それ以外はちょっと短めにしています。

切り欠き加工

STEP
切り欠き加工の位置確認

次は、各土台の材料を固定するための切り欠き加工をしていきます。

切り欠き加工をする位置は、前方が左右とも端から15mm、後方が左右とも端から60mmにしました。

STEP
加工する部分を描く

土台の長さはカットできたら、2×4材に切り欠き加工をしていきます。

30×60mmの杉材をはめ込むので、分かりやすいように加工する部分を描いていきます。

STEP
丸ノコの深さ調整

15mmの深さで加工していくので、丸ノコの刃の深さを15mmに設定します。

STEP
丸ノコで切り込みを入れる

切り欠く部分を「15mm」の深さに設定した丸ノコで、切り込みを入れていきます。

切り込みの間隔を狭くすると、あとでラクになります。

STEP
ハンマーで叩き折る

切り込んだ部分を叩いていきます。

叩いた後に多少残っていてもOK。

STEP
加工部分を仕上げる

ハンマーとノミを使って、全体的にきれいに仕上げます。

土台の組み立て

STEP
各材料を組み立てる

30×60mmの杉材を、2×4材の切り欠き加工した部分にはめ込んでいきます。

ハンマーで叩いて入れる時は、不要な木材を当てその上から叩きます。

STEP
ビスが埋まる穴をあける

ビスで固定しますが、30×60mmの杉材上部から2×4材に向けて斜めに打っていきます。

ビス頭が出ないように固定したいので、皿取錐でビスが隠れる深さまで穴をあけます。

STEP
下穴をあける

皿取錐で穴をあけたら、下穴錐で下穴をあけていきます。

STEP
ビスで固定する

そしてビスで固定。

ビスは、飛び出ない長さを使用してください。

STEP
土台(ラゲッジ側)の設置確認

4箇所をビスで固定したら、ラゲッジ側土台の組み立て完了です。

この状態で一度、エブリイに載せて確認しておきましょう。

STEP
後部座席側の床板を支える材料のカット

最後に、後部座席側の床板を支える土台をつくります。

30×60の杉材を、ラゲッジ側前側の2×4材以下の長さでカットします。

STEP
クランプで仮固定する

ラゲッジ側の土台前側に固定していきます。

固定する位置を決めたら、動かないようにクランプで固定します。

STEP
ビスで固定する

下穴→皿取→ビスで固定していきます。

5箇所にビスを打ちました。

これだけ打てば耐久性もるので、人が乗っても安心です。

サンダーで仕上げ

土台全体をサンダーで研磨して仕上げます。

これで全ての土台が完成しました。

後部座席側の一番前側は2×4材を置くだけで使っていき、問題があればちゃんとした土台を作ろうと思います。

エブリイに床下収納の土台を設置

実際に載せてみて問題なければ、ラゲッジ部分の土台の出来上がりです。

車に当たる部分は、百均の粘着テープ付きのフェルトを貼って傷防止をしています。

まとめ

これで、エブリイ専用の床板の土台が完成しました。

手間がかかりましたが、車内の形状に合ったカタチになり、納得のいく仕上がりになりました。

自作で床のフラット化をしようと計画されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

次回はこの土台に載せる床板を作っていきますので、お楽しみに。

それでは皆さま、ご安全に。

今回使用した工具

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