お疲れ様です、ichiです。
今回は、ハイガーから新たに発売された「ePWORKS」の電動工具をご紹介をしていきます。
18Vバッテリーで共有できるePWORKSシリーズの電動工具。
DIYから車のメンテナンスや庭のお手入れまで、さまざまなシーンで活躍できる製品が揃っています。
これから電動工具を揃える方は、ぜひ参考にしてみてください。
YouTubeでも配信しているので、動画で観たい方はこちらをご覧ください。
ハイガーってどんな会社?
まずハイガーについて知らない方もいると思うので、簡単にご説明します。
ハイガーは中国製の商品を販売していますが、日本のメーカーです。
「中国製は品質がどうなの?」と思われがちですが、ハイガーの製品は私もいくつか使ったことがあり、信頼できるものばかりでした。
とくに今現在、使っていて大変便利なハイガーの集塵機は大満足しています。
詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
ハイガーが取り扱っている製品は、主に産業機械・ガーデニング用品・トレーニング器具など。
幅広く展開していて、さまざまなカテゴリーでトップクラスのシェアを誇っています。
そんなハイガーからデザイン性を兼ね備えた、18Vの電動工具「ePWORKS」シリーズが新登場。
いつもマキタやハイコーキをおすすめしている私ですが、正直かなり気になります。
私が使っているマキタの電動工具と比較した工具もあるので、ぜひ最後までご覧ください。
ハイガー公式サイト:https://www.haigeshop.net/
ePWORKSの電動工具のご紹介
今回ご紹介する電動工具は、振動ドライバードリル・インパクトレンチ・ディスクグラインダー・レシプロソー・ジグソーの5つです。
全てePWORKSの専用バッテリーで使うことができ、容量・耐久性にも優れています。
それでは、それぞれレビューしていきます。
振動ドライバードリル「EP-DD-281」
最初に紹介するのは、振動ドライバードリル「EP-DD-281」になります。
木材・金属・コンクリートなどの穴あけや、ネジ締めに使えます。
付属品
付属品はこちら。
- 補助ハンドル
- ベルトフック
- ドリルビット(6本)
- ショートビット(6本)
- ショートソケット
- 収納ケース
付属品が充実しているので、届いてすぐに使えるのがありがたいです。
振動ドライバードリルなので、補助ハンドルもついています。
スペック
スペックの一覧です。
私が持っているマキタの振動ドライバードリル「HP484D」と、大きな差はありません。
これは期待できそうな予感。
重量も測ってみます。
「本体のみ」「2Ahバッテリー装着時」「4Ahバッテリー装着時」の3パターンで測定します。
まずは本体だけだと、約1.29kg。
2Ahバッテリー装着時で、1.72kg。
4Ahバッテリー装着時で、約2kgという結果になりました。
それとせっかくなので、マキタの振動ドライバードリルHP484Dでも測定してみます。
まずは本体だけだと、約1.25kg。
6Ahバッテリー装着時で約1.92kgとなり、ハイガーの方が少し重いようです。
特徴
無段階変速で穴あけやネジの締め付けができ、18Vのハイパワー。
ブラシレスモーターなので、長寿命でメンテナンスもいりません。
木材から金属やコンクリートまで穴あけが出来るので、使う用途はさまざま。
「ドライバモード」「ドリルモード」「打撃ドリルモード」の3つの作業モードを設定可能。
さらに、1〜20段階のトルク調整もできます。
回転数の切替も可能で、ローギア(高トルク・低速)とトップギア(小さなトルクで高速の穴あけに最適)の調整もできるようになっています。
左右どちらにもセットできる補助ハンドルをつければ、硬い材料でも安定して使うことが可能です。
暗い場所での作業でも安心な、LEDライトあり。
手元を照らしてくれるので、作業がしやすくなります。
実際に使ってみる
試しに使ってみますが、マキタの振動ドライバードリル「HP484D」と比較してみます。
まずは、ハイガーの振動ドライバードリル「EP-DD-281」を使います。
下穴錐で何度か穴をあけてみました。
これくらいの作業であれば、十分に使えます。
次は、12mmのドリルビットを使ってみました。
サクサク掘れるので、パワーもあります。
そしてネジの締め付け。
これはちょっと違和感があります。
上手く締め付けられないというか、なにか違和感あり…
次に、マキタの振動ドライバードリル「HP484D」を使います。
下穴錐で穴あけをしましたが、ハイガーとそれほど変わりはないです。
次は12mmのドリルビットで、大きな穴をあけてみます。
ハイガーよりマキタの方が、少しスムーズに掘り進む印象です。
ネジ締めもしてみます。
ハイガーのドライバードリルでは締め付けに違和感がありましたが、マキタのドライバードリルはスムーズに締め付けできます。
ネジ締めについては、マキタの方が安定して締め付けできる結果になりました。
インパクトレンチ「EP-IW-258」
次は、インパクトレンチ「EP-IW-258」をレビューしていきます。
私自身、インパクトレンチを使うのは初めてなので楽しみです。
付属品
- ベルトフック
- 収納ケース
付属品は、ベルトフックと収納ケース。
ソケットは付属されていないので、別途購入する必要があります。
スペック
スペックの一覧です。
私の場合、主に車のタイヤ交換に使いたいのでこの性能であれば十分に使えそう。
重さを測ってみます。
本体のみだと、約1.56kg。
2Ahバッテリー装着で、約1.99kg。
4Ahだと、約2.27kgになりました。
特徴
18Vのハイパワーなので、さまざまな使い道があります。
車のタイヤ交換に使えるエアインパクトレンチ機能や、設備のボルト締め付けのできるスパナ・ドライバーの代わりにも使用可能。
ブラシレスモーターなので、安定性が高くメンテナンスもフリー。
トルクの調整も5段階に調整可能で、LEDライトもあるので手元が見えやすいです。
実際に使ってみる
さっそく車のタイヤ交換をしてみます。
ここで気づきましたが、屋外にでるとトルク調整のランプ表示が見えません。
現在値が分からないので、ちょっと使いにくいのが欠点でした。
そんなアクシデントもありましたが、インパクトレンチを使ってスタッドレスタイヤから普通のタイヤに戻していきます。
インパクトレンチを使ったタイヤ交換は、恥ずかしながら初めてなので比較しようがありませんが、緩める時も締める時も問題なく出来ます。
18Vのパワーであれば、タイヤ交換は出来そうです。
これなら今後のタイヤ交換はかなりラクに作業ができますね。
今まで手作業だったのでタイヤを外すだけでもかなり時間がかかっていましたが、こんなに簡単にタイヤの脱着ができてちょっと感動しました。
ディスクグラインダー「EP-DG-288」
材料の切断や研磨に使用できるディスクグラインダー。
こちらも個人的に持っていない電動工具なので、どういった感じなのか楽しみです。
付属品
- 研削ディスク
- レンチ
- 補助ハンドル
- ハーフプロテクター
- 収納ケース
基本的な付属はある程度、最初から用意されています。
今回は木材の研磨で試運転するので、付属の研削ディスクを使ってみます。
スペック
スペックは、ご覧の通りです。
18Vなので、パワーはそこそこあるのではないかと期待。
それでは恒例の重さを測ります。
まずは本体のみで、1.56kg。
2Ahバッテリー装着で、約1.99kg。
4Ahバッテリー装着時だと、2.27kgになりました。
特徴
18Vバッテリーのハイパワーで、木材から金属までの切断や研磨が可能。
回転速度の調整も出来るため、用途に応じて対応しやすいです。
上・左右に補助ハンドルをセットすることで、状況により持ちやすい設計。
ブラシレスモーターのため、メンテナンスもいりません。
実際に使ってみる
試しに、木材を研磨してみます。
ディスクグラインダーは初めて使いましたが、サンダーとは違った使い方ができそう。
塗装を剥がそうと思って研磨しましたが、思った以上に削れています。
これなら削って加工したりもできて、これからの木工で重宝しそうですね。
DIYでは、十分に使える電動工具ではないでしょうか。
レシプロソー「EP-RS-217」
次に紹介するのは、レシプロソー「レシプロソー「EP-RS-217」」です。
木材、プラスチックから金属まで切断できる電動工具。
付属品
- ブレード(木材用)
- ブレード(金属用)
付属品は、ブレードのみ。
木材用と金属用の2種類が付属されています。
スペック
私が持っているマキタのレシプロソー(JR188D)と比較すると、パワーは劣っているようです。
マキタのレシプロソーは木材だと255mmまで切断できますが、ハイガーのレシプロソーは100mmとなっています。
続けて、重さを測定します。
本体だけだと、約2.08kg。
2Ahバッテリー装着では、約2.51kg。
4Ahバッテリーでは、2.79kgでした。
マキタのレシプロソーも測定してみましょう。
本体のみで、約2.24kg。
6Ahバッテリー装着で、約2.91kgでした。
ハイガーの方は4Ahバッテリー装着時で2.79kgだったので、マキタの方が重いようですね。
特徴
木材・プラスチック・鉄パイプ・塩化ビニール管など、さまざまな素材の切断が可能。
ブレードの脱着も、クイック式で簡単にできます。
レシプロソーでは切り替えることはなかなかないと思いますが、オービタル機能も備わっています。
便利なのが、プロテクトシューの長さと角度調整ができること。
私が持っているマキタのレシプロソーでは、角度調整はできても、長さ調整はできません。
実際に使ってみる
まずはブレードのセット。
このチャックは使いやすくて、ブレードの脱着がとても簡単です。
マキタのレシプロソーはチャックが回しにくく使いにくいので、これはかなり便利。
プロテクトシューの長さを調整。
実際にカットしてみましたが、このプロテクトシューの長さ調整はかなり良いです。
ちょうどいい長さで切ることができるので、使いやすくて感動しました。
マキタのレシプロソーは長さ調整できないので、ブレードが暴れて上手く切断できません。
大きな木材では試していないのでパワーの違いまでは検証できませんでしたが、ハイガーのレシプロソーは使い勝手としてはかなり使いやすい印象でした。
ジグソー「EP-JS-983」
最後に紹介する電動工具は、ジグソー「EP-JS-983」です。
曲線のカットが得意な電動工具ですが、このジグソー、なんとレシプロソーにすることもできます。
それでは、詳しく紹介していきます。
付属品
- ジグソー ブレード(木材用)
- ジグソー ブレード(金属用)
- レシプロソー ブレード(木材用)
- レシプロソー ブレード(金属用)
ブレードが4種類付属されているので、わざわざ買い足す必要はありません。
ただ付属ブレードの切れ味が分からないので、このあと実際にカットして確認します。
スペック
スペックの一覧です。
マキタのジグソー(JV184D)と比較してみると、切断能力でかなり差がありました。
マキタのジグソーは木材で135mmに対して、ハイガーのジグソーは木材で50mm。
パワーでは、マキタの方が優れているようです。
それでは重さを測ってみます。
本体だけの測定で、約1.71kg。
2Ahバッテリー装着で、約2.15kg。
4Ahバッテリー装着時では、約2.42kgになりました。
続けて、マキタのジグソーも測定してみます。
本体のみで、約1.75kg。
6Ahバッテリー装着時では、約2.42kgです。
ジグソーは、両メーカーとも同じくらいの重さになりました。
特徴
このジグソー、一番の特徴はなんとレシプロソーとの二刀流構造ということ。
ジグソーとレシプロソーを切り替えるには、サイドにあるソーアーム回転ボタンを押しながら回転させます。
回転させると、レシプロソーに変身。
これは、なかなか面白い発想ですね。
オービタル機能もついています。
私はジグソーで使う場合、きれいな仕上がりにしたいのでオービタル機能は切ることが多いです。
ブロアー機能もあり、本体の吹き出し口から風を噴出してくれるので、作業中は罫書き線が見えやすい仕様になっています。
ブレードの取り付けはクランプを時計回りにまわして、ブレードをセットするだけ。
このクランプが回しやすく、ブレードの脱着がしやすいです。
実際に使ってみる
まずはジグソーで曲線にカットしてみました。
純正のブレードでは切れ味が悪かったので、いつも使っているブレードで切ってみると、なんとか切ることができました。
そのあとマキタのジグソーで比較してみましたが、マキタの方がスムーズに切り進み、ハイガーのジグソーより優秀でした。
これほど差が出るとは、ちょっと意外だったので驚きです。
レシプロソーに切り替えて使ってみました。
小ぶりなレシプロソーという感じで扱いやすく、なかなか良かったです。
パワーはないかもしれませんが、ちょっとした廃材の処理では活躍しそうです。
バッテリー&充電器
バッテリーと充電器の紹介もしておきます。
ハイガーのePWORKS電動工具シリーズでは、専用バッテリーが設定されています。
18Vのリチウムイオンバッテリーで、容量は「2Ah」と「4Ah」の2種類。
ボタンを押すと、電池残量もランプで確認できます。
電動工具との脱着は、スライド式。
安い電動工具なんかだとバッテリーの脱着時に引っかかったりしますが、ハイガーについてはスムーズにスライドできました。
裏面はすべり止め加工されているので、置いた時にもちょっと安心。
これは地味にありがたいです。
充電器は思ったより、小ぶりなサイズ。
バッテリーをスライドして差し込むだけで、充電が始まります。
充電時間は2Ahバッテリーで約60分、4Ahバッテリーだと約120分です。
※周囲温度やバッテリー状態で変わることもあります。
ePWORKS電動工具シリーズの感想
ひと通り、すべての電動工具を使ってみたので感想をまとめてみます。
振動ドライバードリルは、マキタに比べると若干劣るもののパワーはあるので、DIYでは十分に使えます。
マキタと比べて、ネジ締めに違和感があるのが気になるところ。
インパクトレンチは、タイヤ交換では全く問題なく使用可能。
パワーもあるので、DIYでは活躍しそうです。
ディスクグラインダーは、使い方次第では面白そう。
木材では十分に使えましたが、今回試せなかった金属ではどうなのか…
レシプロソーは、マキタのレシプロソーより使いやすい印象でした。
プロテクシューの伸縮機能が、かなり便利。
これからはマキタより、ハイガーのレシプロソーを使うことが増えそうです。
ジグソーは、マキタの方がパワーも使いやすさも完全に優れていました。
しかし、ジグソーとして使えないことはないので、レシプロソーとの二刀流で使い方にはおすすめです。
まとめ
今回の記事では、ハイガー「ePWORKS」電動工具5つを紹介しましたが、いかがでしたか?
マキタやハイコーキがやはり一番おすすめですが、
「ある程度性能のいい電動工具がいい」
「ちょっとでも購入費を抑えたい」
という方には、おすすめの電動工具です。
安くて実態の分からない電動工具を買うなら、実績や信頼性のあるハイガーの電動工具はいかがでしょうか?
今回のレビューが、皆さんのお役に立てると幸いです。
それでは皆さま、ご安全に。
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