【DIY】車中泊仕様のエブリイ!荷室に理想の収納棚を製作

お疲れ様です、ichiです。

軽バンで車中泊をするのに必要になる収納問題。

自作で作る方も多いと思いますが、どんな車中泊空間をイメージしていますか?

使い勝手やおしゃれな内装、コスト重視の方もいると思います。

私はこれまでいくつかエブリイの荷室に収納を作ってきましたが、今回これまでの収納を見直すことにしました。

車中泊を何回かしてみて、良かった部分・悪かった部分が見えてきたので、その経験を活かして一度リセットして新たに作ることにしました。

これからDIYで車中泊仕様にカスタムしようと思っている方の参考になると嬉しいです。

YouTubeでも配信しているので、動画で観たい方はこちらをご覧ください。

目次

荷室の収納を作り直すことにした理由

これまでテーブルや棚など、多数作ってきました。

それこそ収納棚なんて、作っては撤去してを繰り返しています。

実際に体験してみると欠点を感じることも多く、なかなか理想的とはいきません。

具体的にいうと、最近作った収納棚は頭上にあることで頭をぶつけることもあり、ケガをするリスクが高いのが欠点です。

棚については、収納力がどうしても今のままでは足りない。

折りたたみテーブルは使用頻度も高く、使い勝手は良かったのですが今回のスタイル変更で撤去することにしました。

「車内をDIYで作り込んでいると終わりがない」とYouTubeで言っている方がいましたが、本当にその通りだと実感。

次から次に、自分の理想を求めてしまいます。

収納棚のイメージ

今回の収納棚は、床に設置します。

後部座席が使えるように荷室部分で収まるサイズで、出来るだけ狭くしたくないので奥行きは200mmくらいにする予定。

両サイドに同じ収納を作り、上の部分は壁掛けなどで利用するつもりです。

材料

主に使う材料は、私のDIYでは定番になってきましたがアカシア集成材です。

2段棚にするので、見えない中板は端材の合板を使って少しでもコストダウン。

それと扉もつくるので、蝶番も使います。

全て合板などで作れば2000円前後で作れると思いますが、今回はアカシア集成材を使ったので8000円くらいになりました。

天板の製作

まずは天板から作っていきます。

天板の型取り

荷室の両サイドは凸凹しているので、収納棚の天板をその形状に合わせて作っていきます。

そこで使うのが、「型取りゲージ」という便利アイテム。

模写したい形状を、そのままトレースすることができます。

天板の位置に型取りゲージを当てて、形状を写し取ったら

ベニヤをベースとして使うため、まずはベニヤに書き写します。

薄いベニヤを選んだので、書き写したラインをカッターで切っていきます。

あとはひたすら調整の繰り返し。

型取りしたカタチに合わせてカット

型取りしたベニヤを使って、型を写します。

直線部分は、丸ノコでカット。

曲線部分は、ジグソーを使ってカットします。

あとは、実際に設置場所で仮合わせして調整していきます。

前板の製作

前板は左右で異なる仕様にしたいので、それぞれ紹介します。

前板の穴あけ加工

まずは、片方の前板を作っていきます。

片方は大きな穴をあけて収納物を取り出す、反対側は扉にして収納物を取り出せるようにします。

まずは、面倒な大きな穴をあける作業からやっていきましょう。

おしゃれなデザインにしたいですが、センスのない私はいくら考えても上手くいく気がしないので、思いつきで作っていきます。

天板と同じように、直線部分は丸ノコでカットして

曲線部分は、ジグソーでカット。

センスのない私がつくると、こんなデザインです。

しかし穴をあけたことで軽くなったので、一石二鳥!

扉で開閉できるように蝶番取り付け

次は、反対側の扉を作っていきます。

下開きにしますが、前板を分割して上部分だけを開くようにするので、真ん中あたりでカットします。

扉は平蝶番を使っていきますが、ただ付けただけでは隙間があいてしまうので、ちょっと頑張ってみます。

つける箇所に蝶番を置いて、蝶番のカタチを罫書きます。

罫書き線をカッターで切り込み

トリマーかノミで掘っていきます。

掘った溝に、蝶番を入れてビスで固定。

これで下開きの扉ができました。

棚板の製作

次に、棚板を作っていきます。

必要なサイズにカットした棚板を、後部座席のシートベルトと緩衝しないように切り欠きをいれます。

簡単な切り欠きですが、これでシートベルトと接触することはありません。

側板の製作

側板の後側は、若干丸みのある荷室出口に合わせて加工します。

簡単にダンボールで型取りしてきました。

この型を使って、側板となる材料に写し取ります。

あとはジグソーで、写し取った線をカット。

実際に仮合わせしてみて、カタチが合うまで繰り返し加工します。

収納棚の組み立て

それでは、いよいよ組み立てです。

今回の組み立てでは、おもにジョイントカッターを使ってビスケットジョイントで組み立てていきます。

ジョイントカッターについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。

ビスケットを埋める箇所に、ジョイントカッターで溝を掘っていきます。

このジョイントカッターがあるとビスを使わずに組み立てられるので、仕上がりのクオリティーもアップ。

こんなふうに、ビスケットを差し込む溝ができます。

その溝に、ビスケットと呼ばれる部材を差し込み

各パーツを組み立てていきます。

そのままでは固定されないので、クランプで圧着して放置します。

最後にボンドとピンタッカーで、天板を固定して組み立て完了です。

マグネットキャッチの取り付け

扉がこのままではパカパカ開いてしまうので、マグネットキャッチを取り付けておきます。

取手は丸く加工された木材を、ボンドとビスで扉にしました。

これでパカパカ開くことなく、バッチリ開閉できるようになりました。

蜜蝋ワックスで塗装

塗装は、蜜蝋ワックスで仕上げました。

アカシア材はオイル塗装することで、色合いが鮮やかになるので蜜蝋での塗装はおすすめです。

蜜蝋ワックスを知らない方は、こちらの記事を合わせてご覧ください。

エブリイに収納棚を設置する

今回は、荷室の壁板を利用して収納棚をビスで固定します。

そのため、収納棚の裏側にビス止めすための材料を追加しておきました。

追加した材料から、壁板にビスで固定して設置完了。

床は固定せずに、この壁板のみの固定にしています。

設置後、試運転してみましたが棚との接触部からギシギシ音が発生。

そこで、この戸当りテープを使いました。

壁板との間
床板との間

収納棚と接する壁板と床板の間に緩衝材をつけたことで、ギシギシ音はなくなりました。

やはり、基本的に緩衝材は必要ですね。

収納棚の完成

収納棚の完成です。

これまで車中泊を何度かしてきて、私なりに最善の収納を考えた最新作。

こちらは、扉付きの収納棚。

棚板は1/3ほどにして、ある程度長いモノでも収納できるようにしています。

反対の収納棚は、大きなポケットタイプ。

出し入れがしやすいので、使用頻度が高いモノを収納する予定です。

後側の側板は荷室出口に合わせて型をつくったので、違和感がない仕上がり。

前側の側板は、片方のみ付けました。

もちろん床張りと同じで、後部座席を使えるようにしています。

いざという時は、4人乗車も可能です。

まとめ

車中泊で大活躍間違いなしの、理想の収納棚。

これからも細かい改善はしていくつもりですが、ひとまず収納棚の完成です。

大容量でこれまでの欠点を全て解消した、渾身のDIY。

これから収納棚を作ろうと思っている方の参考になると嬉しいです。

それでは皆さま、ご安全に。

今回使ったもの

ここをクリックすると見れます!
角利(KAKURI) 追入のみ 面取 白樫柄 全長215mm 刃先15mm 鑿 ノミ DIY 日曜大工 木工 道具 彫り ホゾ穴 41915
よかったらシェアしてくださいね!
  • URLをコピーしました!
目次