お疲れ様です、ichiです。
2年前にDIYで作ったウッドデッキ。
大きさからして縁台やベンチといった言い方の方が正しいかもしれませんが、今回はこちらを塗り直ししていきます。
ウッドデッキの再塗装する手順や道具、注意点を解説していくので、皆さんの参考になると嬉しいです。
YouTubeでも配信しているので、動画で観たい方はこちらをご覧ください。
製作から2年後のウッドデッキの状態
ウッドデッキを作ったのは、今からちょうど2年前のこの時期。
木材はヒノキを使っています。
作った時はこんなにキレイに出来上がり、満足な仕上がりでした。
それから2年が経ち、現状はこんな感じに。
腐ってはいませんが、汚れが目立ち色褪せもしています。
状況としては、屋根も何もない完全に雨ざらしの状態で置いています。
雨や陽をさえぎるモノがあれば違うかもしれませんが、木材なので自然の力をバシバシ受けた状況では耐えられません。
再塗装に使う塗料
塗装に使うのは、製作時に使ったものと同じ「キシラデコール」です。
水性で、カラーはピニー。
DIYで屋外に使うものをいろいろ作ってきましたが、他の塗料と比べると明らかに耐久性が違います。
メーカーの記載を見てみると、「1回目の塗り替えは2~3年後、以降は5年毎を目安」となっています。
今回塗り直すウッドデッキは家の北側に置いてあり、陽がよく当たり雨に濡れやすい環境でしたが、2年は耐えてくれました。
塗り直しは、以前使用した塗料と同じ種類の塗料を使います。
水性塗料を使ったなら水性塗料、油性塗料を使ったなら油性塗料がおすすめ。
ただ、サンダーで以前の塗装を削り取った場合は、どちらでもOKです。
塗装の前準備
塗装をするタイミングを決める
塗装はいつしてもいいわけではありません。
塗装後は塗料がしっかり浸透して乾燥させる必要があるので、晴れが続く日がベスト。
雨が降って濡れてしまうと塗料が流れてしまい、撥水・防腐性・防カビ効果が落ちてしまいます。
週間天気予報を見ると一週間は晴れが続くようなので、今回作業することにしました。
塗装で準備するもの
塗装に必要なものはこちら。
- 塗料:屋外用の塗料を選びます。
キシラデコールがおすすめ。 - ローラー・コテバケ・ハケ:広い範囲を塗るならローラーかコテバケ。
細かい部分は刷毛を使います。 - 塗料用の容器:塗料を使用する分だけ取り分けるのに必要。
- マスキングテープ・マスカー:塗料が周辺につくのを防止する養生に使用。
- ブルーシート:地面の養生に使用。
- サンダー:木を研磨するために使用。
- 手袋:手が汚れるのを防ぐために使用。
- 雑巾:研磨後の粉塵や塗料を拭き取るのに使用。
作業環境や塗装する対象で変わってきますが、だいたいこんな感じです。
ウッドデッキの塗装手順
再塗装といっても、ただ塗るだけではありません。
塗る前にすることがあるので、説明していきます。
水洗い
最初に屋外に置いていたことでついた汚れを、洗い落としていきます。
軽い汚れなら雑巾などで水拭きをして、落ちない汚れがあるなら水を流しながら木目に沿ってブラシを使いこすります。
高圧洗浄機で洗い落とす方法もありますが、傷つける恐れがあるのである程度離れた位置から使用します。
洗浄後はなかなか乾かないので、半日から一日ほど乾燥させます。
研磨
次にサンドペーパーやサンダーを使って、木目に沿って研磨していきます。
水洗いで落ちなかった汚れや、前回の塗膜を落とすためです。
ほかにも表面に傷をつけることで、これから塗る塗料が馴染みやすくなる効果もあります。
劣化が少ない場合は240〜320番、前回の塗装を剥がしたい時や劣化が激しい場合は80番の荒いサンドペーパーを使用。
研磨後は研磨した粉が付着しているので、乾いた雑巾などで拭き取ります。
表面全体を研磨したら、下処理の完了です。
塗装1回目
塗料は容器の底で固まっているので、塗料缶を振ったり、塗料を直接かき混ぜながらよく攪拌します。
塗料をしっかり攪拌したら、塗料用の容器に使用する分だけ移します。
ローラーやハケをつかい、高い箇所から低い箇所へ、塗りにくい箇所から目立つ箇所に木目に沿って塗っていきます。
これで1回目の塗装ができました。
塗り終わったら、4時間以上しっかり乾燥させます。
塗装2回目
1回目と同じように塗っていきます。
2度塗りすることで耐久性や塗料の効果がさらに上がるので、2回塗ることをおすすめします。
塗装完成
ウッドデッキの再塗装完了です。
再塗装したことで色褪せていたウッドデッキが、製作当時の状態になりました。
白く色褪せていたデッキ部分は、完全に元通り。
それ以外の箇所もキレイになりました。
地面につく腐りやすい脚部分もこれならまだまだ大丈夫そうです。
まとめ
今回はウッドデッキの再塗装をする手順をご紹介してきました。
天然木は痛みやすく変形しやすいですか、「木」ならではの風合いや質感を味わうことができます。
メンテナンスも楽しみの一つとして、趣味に取り入れてみてはいかがでしょうか?
それでは皆さま、ご安全に。
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