お疲れ様です、ichiです。
前回のDIYでは、リペアしたウッドステアリングをエブリイの純正ステアリングと交換しました。
今回は、シフトノブの交換になります。
ウッドステアリングに交換したことで、これまで使っていたシフトノブが合っていないような気がしたので、作り替えることにしました。
ネットで購入した木製シフトノブを加工し、オリジナルのシフトノブを作っていきます。
木の温もりが加わることで、運転席の雰囲気がグッとおしゃれになり、運転するのがもっと楽しくなること間違いなし。
この記事では、「木製シフトノブの加工・塗装」の流れを詳しくご紹介します。
YouTubeでも配信しているので、動画で観たい方はこちらをご覧ください。
木製シフトノブを作る準備
購入したシフトノブ

今回使用するのは、ネットで購入した無垢材のシフトノブ。
形はシンプルな円筒形で、これまで使っていたシフトノブと同じものになります。
以前のシフトノブは、塗装のみで仕上げて使っていました。
今回は、さらに自分好みにカット・加工・塗装をおこなって作ります。
使用する工具・塗料

- スライド丸ノコ
- サンドペーパー
(#80で形成 #120→#240→#400で仕上げ) - コンパウンド
(細目・極細) - トリマー
(ボーズ面ビット) - 塗装ワックス
- ニススプレー
塗料は、色ムラが出来にくいワックスを使い、仕上げでクリアのニスを吹きかけます。
カラーはお好みになりますが、私は「ジャコビーン」という色を使いました。
記事の最後に、商品リンクも貼っているので参考にしてみてください。
シフトノブの作り方
それでは、シフトノブの作り方を解説していきます。

まずは、購入したシフトノブの長さをカットします。
購入したシフトノブは、長さが140mm。

今回は短めにしたいので、純正のシフトノブに合わせた「80mm」にカットしてみます。

カットは、スライド丸ノコを使います。
手で持ってカットすると危険なので、クランプで固定してカットしました。

このとおり、きれいにカットすることに成功。
ここは、「角を軽く削る」「丸く加工する」の2つに分かれるので、それぞれの方法を紹介します。

角を軽く削る場合は、ボーズ面ビットをセットしたトリマーを使って、角を落とします。
ただトリマーテーブルがないと、ちょっと難しい加工になりそうです。
トリマーテーブルを持っていない方は、以前に作り方を解説しているので、参考にしてみてください。


面取り後の仕上がりは、こんな感じになります。
これはこれで、全然ありそうなカタチですよね。

カット後の断面や全体を滑らかにするために、サンドペーパーで研磨していきます。
<研磨の方法>
- #120のサンドペーパーで形を整える
- #240→#400と目を細かくしながら、滑らかにする
- 手触りを確認し、均一になっているかチェック
表面を保護し、美しい木目を際立たせるために「ワックス塗装」と「クリア塗装」をおこないます。

カラーはステアリングに合わせようと思いましたが、全体的に見た時にガチャガチャしそうだったので、アカシア材を使ったコンソールボックスたちのカラーに合わす方向に変更しました。

いろいろ悩んだ結果、オールドウッドワックスの「ジャコビーン」というカラーに決定。
- ワックス塗装
-
ワックス塗装は、塗りやすく色ムラになりにくいのでおすすめです。
<ワックスの塗装方法>
- ワックスをウエスで薄く塗る
- きれいな乾いたウエスで拭き取る
- ニススプレー
-
クリア塗装は、2回の重ね塗りをおこないます。
<クリア塗装の方法>
- 1回目の塗装
- 1時間ほど乾燥させる
- 2回目の塗装
- 24時間乾燥

クリア塗装が乾いたら、コンパウンドの「細目」と「極細」を使って、表面を磨きます。

「細目」→「極細」の順で、磨いていきます。
コンパウンドで磨けば磨くほど、ツルツルになり艶も出てきます。

自作のシフトノブ完成です。
頭を丸くしたことで握りやすくなり、オシャレさもUP。
自己満足ですが、お気に入りのシフトノブが出来上がりました。
仕上がり&乗り心地レビュー
見た目の変化

実際に取り付けると、運転席の雰囲気がガラッと変わりました。

カラーはステアリングに寄せず、コンソールボックスに合わせて正確だった気がします。
全体的に見た時に、やはりこの方が馴染んでいる印象。

木の質感やカラーも相まって、アンティークというかクラシック感が際立つようになりました。

運転席周辺の雰囲気を壊さず、ステアリングとの相性もバッチリです。
操作性の違い

以前の長いシフトノブと比べると、短くなったぶんギアチェンジが少し入りにくいですが、とくに問題はなし。

純正シフトノブより手にフィットしやすく、シフト操作がスムーズになったという感じです。

それ以上に、見た目が理想的なので不満はありません。
実際に運転してみると、手に馴染む感覚が心地よく、「自分だけのオリジナルパーツ」としての愛着も湧いてきます。
まとめ

今回は、エブリイのMTシフトノブを木製に交換するDIYカスタムをご紹介しました。
改めて手順をおさらいすると…
- ネットで木製シフトノブを購入
- カット・加工・サンディングを行う
- ワックス塗装 or ニス仕上げで表面保護
- 車に取り付けて完成
純正パーツをそのまま使うのも良いですが、DIYでカスタムすると、より愛着のある車に仕上がります。
木製シフトノブを好みの形やカラーにカスタムして、「自分だけのオリジナルシフトノブ」を作ってみてはいかがでしょうか?
今後もエブリイのカスタムDIY情報をお届けしていきますので、ぜひお楽しみに。
それでは皆さま、ご安全に。