スタッドレスタイヤの交換方法紹介!手順や必要な道具も解説

お疲れ様です、ichiです。​

車を持っていると、冬の時期に必要となるのが「スタッドレスタイヤ」です。

積雪や凍結の危険から守るため、冬シーズンになるとスタッドレスタイヤへ交換します。

そして、冬が終わり暖かくなってくると、スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへ履き替える時期がやってきます。

スタッドレスタイヤを装着している方の中には、「お店に頼むのもいいけど、自分で交換できないかな?」と思う方もいるでしょう。

実は、タイヤ交換は適切な道具を揃え、手順をしっかり守ればDIYでも安全に行うことができます。

今回は、エブリイバン(DA17V)のタイヤ交換に必要なもの、作業工程、注意点などを詳しく解説していきます。

目次

必要なもの

まず、タイヤ交換に必要な道具を揃えましょう。

道具リスト
  • 車載ジャッキ or フロアジャッキ
    エブリイには標準でパンタグラフジャッキが付属していますが、作業のしやすさを考えると油圧式のフロアジャッキを使用するのがおすすめです。
  • クロスレンチ or インパクトレンチ
    ホイールナットを外すために、十字レンチ(クロスレンチ)かラチェットレンチを使用します。
    電動のインパクトレンチがあると作業が格段に楽になります。
  • トルクレンチ
    ホイールナットの締め付けを、適切なトルクにするために必須です。
    エブリイバン(DA17V)のホイールナットの締め付けトルクは「85N・m」です。
  • タイヤストッパー(輪留め)
    車が動かないように、交換する側と反対側のタイヤをしっかり固定するために使います。
  • ジャッキスタンド
    「ウマ」などとも呼ばれており、ジャッキアップする際に地面と車の間に挟んで支えにするために使います。
  • 軍手・ゴム手袋
    手を汚さず、しっかりとグリップするために作業用の手袋を用意しましょう。

他にも、作業時に膝をつくためのマットや、汚れ防止の段ボールがあると快適に作業することができます。

作業手順

STEP
車を平坦な場所に停める

まず、作業場所を確保します。

・地面が平らな場所を選び、駐車ブレーキをしっかりかける
・ギアをP(オートマ)または1速(マニュアル)にする

STEP
輪止めをする

安全のために、必ず輪止めを設置しましょう。

タイヤと地面の間に噛ませて、車が勝手に動き出すことを防止できます

STEP
ホイールナットを軽く緩める

ジャッキアップする前に、ホイールナットを軽く緩めます。

・クロスレンチまたはインパクトレンチを使い、ナットを半回転ほど緩める
・対角線の順番で均等に緩める(例:5本ナットの場合、星型に)

この作業をジャッキアップ後に行うとタイヤが空転して力が入らないため、必ず地面についている状態で緩めておきます。

STEP
ジャッキアップ

ジャッキアップしすぎると危険なので、タイヤが地面から2~3cm浮く程度に調整します。

ジャッキをかける位置は、こちら。

前側は凹マークの間部分

これはエブリイ(DA17)の場合で、車両によって異なるのでご自身でご確認ください。

STEP
ジャッキスタンドをかます

ジャッキで持ち上げた車を安定させるためにジャッキスタンド(ウマ)をかまします。

・フロント(前)をジャッキアップする際は、左右の前輪
・リア(後)をジャッキアップする際は、左右の後輪
・フロントとリアを同時にジャッキアップする際は、左右前後

と、それぞれのジャッキアップポイントにジャッキスタンド(ウマジャッキ)を置きます。

安全に作業を行うために、必ず使用するようにしましょう。

STEP
ジャッキを降ろす

ジャッキスタンド(ウマ)を設置したらジャッキを降ろして、ジャッキスタンドで車を支えます。

ジャッキを降ろす時には、勢いよく降ろさず、ゆっくり降ろすようにします。

STEP
ノーマルタイヤを外す

ホイールナットをすべて外し、タイヤを取り外します。

ホイールが固着している場合は、ゴムハンマーで軽く叩くと外れやすいです。

外したタイヤは立て掛けず、平らに寝かせておくと転がらず安全です。

STEP
スタッドレスタイヤを取り付ける

取り付ける際は、ハブの位置をしっかり合わせ、ナットを仮締めします。

ホイールナットを、対角線順に締めていきます。
(均等に締め付けるため)

STEP
タイヤを接地させる

もう一度ジャッキアップして、ジャッキスタンド(ウマ)を撤去後。

ジャッキスタンド(ウマ)を撤去したら、ジャッキをゆっくり下げてタイヤを地面につけます。

STEP
適正トルクでナットを締める

その後、トルクレンチを使ってエブリイバン(DA17V)の適正トルク「85N・m 」で本締めします。

対角線順に締めて、均等に締め付けるようにしましょう。

STEP
すべてのタイヤを交換する

同じ手順で、4本すべてのタイヤを交換します。

交換後は、ナットがしっかり締まっているか確認しましょう。

STEP
最終チェック

最後に、しっかり確認しておきます。

  • ホイールナットがしっかり締まっているか
  • タイヤの空気圧が適正か
  • 交換後、走行して10~50kmの間にナットの増し締めを行う

タイヤ交換時の注意点

注意点
  • ナットの締め付けトルクを守る
    強く締めすぎるとボルトが折れる原因になり、緩すぎると走行中に外れる危険があります。
  • ナットの向きを確認
    ナットのテーパー(座面)がホイールにしっかり密着する向きで取り付けること。
  • スタッドレスタイヤの保管方法
    ・洗浄して汚れを落とし、乾燥させる
    ・直射日光を避け、風通しの良い場所に保管する
    ・空気圧を少し下げておくと変形を防げる

タイヤ交換後の思わぬトラブルや事故が起こらないように、しっかり確認しておきましょう。

まとめ

エブリイバン(DA17V)のノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの交換は、正しい手順と道具があればDIYでも簡単に行えます。

今回のポイント
✅ 必要な工具を準備する
✅ ホイールナットは対角線順に締める
✅ トルクレンチで適正トルク(90N・m)に調整
✅ 交換後、空気圧やナットの増し締めを確認

自分で作業すれば、交換費用を節約できるだけでなく、愛車のメンテナンスにも詳しくなれます。

この機会に、ぜひチャレンジしてみてください。

それでは皆さま、ご安全に。

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