お疲れ様です、ichiです。
これまでいろいろDIYで家具などを作ってきましたが、今回はベニヤを使ってつくる小物入れ収納。
実家の母から頼まれ作ることになったのですが、ベニヤのような薄い素材でつくるのは初めてです。
しかも、元々使っている小物入れ収納の同じサイズ、同じカタチでつくるのが条件。
はたして上手く作れるのか?
ビスやクギは使わず、加工とボンドだけで組み立てるので、ぜひ参考にしてみてください。
YouTubeでも配信しているので、動画で観たい方はこちらをご覧ください。
古くなった小物入れ収納
これが、実家で使っている小物入れ収納です。
私が物心つく頃からあったと思うので、40年以上は使っていたかな?
かなりの年代物のため、色あせや傷んでいる箇所が多数。
カビもいたる所に生えています。
今回はこの小物入れ収納を、同じベニヤでリメイクしていきます。
引き出し付き小物収納をつくる
材料
使う材料は、全てベニヤです。
- 収納箱 … 厚さ5.5mm
- 引き出し … 厚さ4mm
- 背板・底板 … 厚さ3mm
家に余っていたベニヤを使ったので、今回購入していません。
ベニヤのカット
木取り図は、こんな感じ。
同じサイズで作るので、まずは元の収納から採寸して墨線をひいていきます。
墨線をひいたら、丸ノコとスライド丸ノコを使ってカット。
収納箱の背板と引き出しの底板は、厚さ3mmのベニヤなのでカッターで切りました。
組み立てのための溝掘り加工
今回の組み立ては、ビスやクギを使わず、ボンドで固定します。
そのため接着がしやすいように、接着面を増やすために溝を掘ってきます。
加工前に加工する箇所を罫書いていきますが、この「毛引き」を使います。
毛引きを使えば、端から同じ位置に罫書くことができるので、持っていると重宝します。
丸ノコとトリマーを使って、2mmの深さで溝加工。
- 収納箱は5.5mmのベニヤを使うので、幅5.5mmの溝
- 引き出しは4mmのベニヤを使うので、幅4mmの溝
- 収納箱の背板と引き出しの底板は3mmのベニヤなので、幅3mmの溝
溝の幅は、ベニヤの厚みで変えていきます
引き出しを支えるための中板もいるので、中板部分も溝を掘ります。
溝を掘ったら、ノミを使って仕上げます。
各パーツを研磨
材料のカットと加工ができたら、研磨していきます。
サンダーを使って、#400までかけておきました。
これで、残るは組み立てだけです。
組み立て
まずは、収納箱から組み立てます。
ボンドで組み上げていきますが、上手くいくのか不安…
枠が出来たら背板をつけて、クランプで固定してしばらく置いておきます。
強く締めすぎると、ベニヤなので簡単に割れてしまうので、ほどほどに締めます。
収納箱の出来上がり。
続いて、引き出しも同じように組み立てます。
これで、全て組み上がりました。
引き出しがちゃんと入るかチェック。
2mmほどの隙間を作ったので、バッチリです。
サイドの隙間は広すぎたかな…
引き出しに取手の取り付け
引き出しに、取手をつけていきます。
本当は指を通す穴をあける予定で、一度穴をあけてみたんですが、ベニヤの厚みが薄すぎて割れてしまいました。
(私のやり方が下手なだけかもしれませんが)
そんなわけで、丸棒をカットした取手をつけてみることにしました。
まずは3つの引き出しのセンターに、下穴をあけておきます。
取手のセンターにも、同じように下穴をあけて
引き出し前板の裏側から、ビスで固定します。
かなり取り付けに苦労したので、引き出しを組み立てる前に取手をつけたらよかったなと後悔…
しかしなんとか取り付けることができて、引き出しの出来上がり。
蜜蝋ワックスで塗装
組み立てが終わったら、蜜蝋ワックスを塗っていきます。
ここはお好みでカラーをつけてもいいですが、蜜蝋ワックスでと希望があったので、今回は無色です。
収納箱・引き出しに塗り込み、最後に乾拭きで拭き取ったら塗装完了です。
引き出し付き小物収納の完成
なんとか完成できました。
ベニヤでの製作は初めてだったので、素材の厚みに苦労しましたが、無事にカタチになりました。
引き出しの出し入れも、スムーズで良好。
無色でシンプルですが、なかなかいい感じではないでしょうか。
まとめ
今回は、引き出し付き小物収納をDIYしました。
ベニヤでつくるDIYだと安く作れるので、ぜひチャレンジしてみてください。
今回のDIYが、参考になれば幸いです。
それでは皆さま、ご安全に。
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